2018年7月・8月にJR高松駅周辺で記録したバス画像のよせ集め「高松で見たバス2018」シリーズ。
ことでんバス編最終回となる今回のその5では、少数ながらバラエティに富んだ大型乗合車の画像を並べていきます。
香川200か317.
ことでんバスは一般路線車を中型車メインで運行していますが、JR高松駅を経由して瓦町駅とイオンモール高松を結ぶ「イオン高松線」など一部路線に大型車も運用に入っています。大型路線車は運用路線が限られることもあり、さすがに新車導入とはいかず移籍車導入が続いています。
まずは前後扉仕様で純正エアロスターMボディの三菱ふそうMP。神戸市交通局から画像の車両含め2台移籍しました。側面の方向幕は廃車発生品と思しき小型タイプを装備しているため、ややアンバランスな感。
前中扉車に比べると前後扉車の移籍事例は少数ですが、ことでんバスはもともと前後扉仕様を標準採用していたので問題なかったのでしょう。神戸市交通局時代に系統番号を表示していた部分は「ことちゃん」のステッカーを貼っています。この処置は移籍当時在籍していた名古屋市交通局からの移籍車と同様です。
1つ目のブログで2012年に更新した時と比べると、「ことちゃん」ステッカーに劣化が・・・。画像の車両は2012年当時と変わらず徳島文理大学の全面ラッピング広告車となっていますが、後面のラッピングデザインが若干変わっています。
香川200か347.
ことでんバスでは異色の存在といえる西工58MCな三菱ふそうMP。阪急バスからの移籍車で画像の1台のみが在籍しています。
移籍当初は不動産会社の全面ラッピング広告車でしたが、現在は標準塗装車となっています。
ことでんバスは移籍導入にあたり、モケット張替えなど大きな改造は行わない模様。この車両も阪急バス時代と変わらぬモケット、側面行先表示は後扉の戸袋窓部に設置しています。
香川230あ1035.
移籍車市場も交通バリアフリー法適合の低床車がメインになってきた背景もあり、ことでんバスの大型移籍車にもワンステップ車が登場。
やってきたのは神奈川中央交通からの三菱ふそうMP。前面の運賃支払い窓、側面の出入口表示幕など移籍時に撤去されることが多い神奈中独自仕様もそのままで運用中です。外観だけでなく、車内もカーテンが取り付けられたくらいでシート配置・モケットなど変更無し。さすがに広告会社アドベルのステッカーは剥がされていますが、それ以外差支えが無さそうなステッカーや表示類もそのままです。
香川230い1052.
神奈川中央交通からまとまった台数のMP移籍車を導入。画像の車両はこの日ショッピング・レインボー循環路線の運用に入っていました。
香川230あ1053.
香川230あ1055.
1053・1055号車の正面行先表示幕は横幅の短いタイプを装着。前面幕の横幅が短いため左右の黒色部分が広くなっています。中型車や元名古屋市営バス移籍車あたりの廃車発生品を流用したのでしょうか。
香川230あ1063.
2018年にはノンステップ車も移籍導入。方向幕の在庫がなくなったのか、LED行先表示を採用。ただ中型車サイズを再利用したためか、こちらも左右の黒色部が広くなっています。残念ながら正面側からの画像しか記録できず。
神奈川中央交通移籍車導入により、大阪市交通局から移籍したコトデンバス塗装なエアロスターKや名古屋市交通局からの移籍車が代替となった模様。エアロスターKは動いているところを見たかった・・・。名古屋市交通局からの移籍車画像は、
2008年に1つ目のブログで更新したエントリをご参照のほど。
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