西東京バスの方向幕について。西東京バスの方向幕といえば、かつては街道・方面別
にそれぞれ地色の異なるものでした。
社番:A5788.KL-UA452KAN(01年車)。
例えばこんな感じ。
滝山街道方面への一部や楢原までの秋川街道方面は地色が朱色でした。
社番:A1164.KL-LV280L1(02年車)。
経由が異なるとフォント色を変えたりしていました。
行先によっては系統番号など無い方向幕もありました。
LED行先表示の車両が増えてきたこともあり、徐々にカラフルな方向幕の車両も見かけ
ることが少なくなってきた2008年。この年の3月に路線改変が行われ、新方向幕が登場
したのですが・・・、
社番:A5721.KC-UA460KAM(99年車)。
カラーも何も、随分すっきりしてしまったものでした。
登場当初は系統番号表示が無く、なんとも中途半端な余白のある印象でした。
社番:A5790.KL-UA452KAN(01年車)。
2008年9月に楢原営業所の系統番号変更にともない、余白部分に新系統番号が追加
されました。系統番号が入ったことで、おさまりがよくなった感。
しかし、この新しい系統番号がなんともドラスティックな変更でした。これまで都内の路線
バスで一般的な「発着地点の頭文字」を「経由地の代表的な文字」に変更しましたが、こ
の代表的な地名の選定は「なんだかなぁ」感があるのも事実。そんな系統番号の一つにな
るであろう「16号」。登場時は驚きましたが、だいぶ慣れてきました。
社番:A1161.KL-LV280L1(01年車)。
16号でもバイパス経由は16号表示とはいかず、バイパスの「バ」。
何故方向幕変更時に系統番号も変更しなかったのかが気になるところ。多摩バス路線
との統一の関係もあったのかもしれません。
社番:A5722.KC-UA460KAM(99年車)。
なかには変更の無かった系統番号も。
画像はそんな系統の1つ、ひよどり山トンネル経由の「ひ02」。
A10622.PJ-LV234L1(06年車)。
方向幕ではありませんが、2009年初頭から見られるLED行先表示車の回送表示。
一部の事業者に見られる「申し訳ございません」併用パターン。
なお、型式・年式はBJエディターズ(2007)『BJハンドブックシリーズR62 京王電鉄バス・
西東京バス』を参照させていただきました。
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