ブログの更新にHDDに眠らせたままの画像を活用していくシリーズ。
今回は2020年に佐賀駅周辺で記録したバス画像から、佐賀市営バス編その6と題し、18年以降に導入した中型・大型ノンステップ車の画像を並べていきます。やはり今回並べる画像も、いすゞLRがほとんどとなっておりますので、佐賀市営バスのラッピング広告車コレクションだと思ってご覧いただければ幸いです。
なお、生え抜きノンステップ車の型式・年式は『年鑑バスラマ』・『バスラマインターナショナル』各号掲載の「ノンステップバス導入一覧表」を参照しています。
車号:853.2KG-LR290J3(18年車)。
2018年もいすゞLRを3台導入。18年度の導入車から登録番号も車号に合わせた希望番号を採用しました。
また、この年の導入車から塗装デザインを一部変更し、側面裾部の太帯が前・後面にも施し、バンパーも帯に合わせた水色となりました。この塗装変更は、ラッピング車が増加し、正面から「市営バス」と認識しやすくするためとのこと。18年導入車は現在全車がラッピング車となっているので、塗装を変更した効果があったのか気になるところです。画像の車号853は佐賀市保育幼稚園課による「佐賀市で保育士になろう」というラッピング車。ラッピングに保育士募集など具体的なものは特に書かれていないので、啓発ということなんでしょうか。
車号:855.2KG-LR290J3(18年車)。
車号855は、2020年8月から佐賀県を舞台としたアニメ「ゾンビランドサガ」のラッピングバスとなって運行中。ラッピングは「ゾンビランドサガ」に登場するキャラクターをメインに、アニメに登場した筑後川昇降橋などの沿線スポットイラストをデザインしています。また、車内も「ゾンビランドサガ」キャラクターのクリアファイルなどが所狭しに飾られています。
車号:856.2KG-LR290J3(18年車)。
車号856は、マスク・手洗いなどの感染症対策をアイコンにしたデザインのラッピングバス。コロナ禍の2020年を象徴するようなラッピングバスです。
車号:857.
新車と並行して導入が続く東京都交通局からの移籍車。19年はいよいよ正真正銘の大型車、いすゞLVを2台導入しました。2台とも1980年代の塗装デザインを施した「リバイバルカラーバス」として登場。裾の黄色帯に細い臙脂色の線が入る手間がかかる特徴的な帯デザインをしっかり再現しています。
そんな「リバイバルカラーバス」ですが、運行開始後まもなく正面に広告看板が取り付けられました。見方によっては1980年代の佐賀市営バスの姿に近づいたのかもしれません。
車号:857.
「リバイバルカラーバス」は収容力のある大型車ということから、ほぼ「ゆめタウン佐賀」への路線専属となっています。そのため2020年秋頃に正面の広告看板を取り外し、前面・側面に大きく「ゆめタウン」のロゴが貼られました。だんだんと「リバイバルカラーバス」の特別感が無くなってきてしまっているのが残念なところです。
車号:858.
車号858も857と同じような動きとなりました。まずは正面広告看板取り付け時代。
車号:858.
秋頃から「ゆめタウン」ロゴが貼られました。
車号:860.2KG-LR290J3(19年車)。
19年も新車はいすゞLRを3台導入。車号860は感染症対策のラッピング車となっています。
車号:861.2KG-LR290J3(19年車)。
車号861も感染症対策のラッピング車。ラッピングバスが多数在籍している佐賀市営バスですが、まったく同じデザインのラッピングが3台に施されるのは初めてではないでしょうか。
車号:860.2KG-LR290J3(19年車)。
車号862は軽自動車販売を中心に営業展開しているオートショップSTのラッピング車。オートショップSTのホームページを「今スグ検索!!」したところ、このラッピングバスの運行開始を伝えた記事がありました。検索した甲斐がありました。
車号:863.2KG-LR290J4(20年車)。
2020年も3台のいすゞLRを導入。佐賀市営バスにもEDSS装備車が登場しました。
2018年に正面・後面にも太帯を施した塗装デザインに変更しましたが、2019年後半に登場した日野HX移籍車から、裾の黄色帯に細い赤色の線が入ったデザインにアップデート。そして画像の2020年導入車は、さらに屋根上の冷房機器や通風機器カバーを青色に塗り分けました。新型コロナウィルスの感染防止対策として不可欠な「換気」に対応した機器を目立たせたのかもしれません。
車号:865.2KG-LR290J4(20年車)。
裾の黄色帯部に細い赤色線が入った塗装デザインは、1990年代半ばのごく短い期間に採用したデザインの復活といえるかもしれません。
車号:866.2KG-LR290J4(20年車)。
車号866は佐賀県地域交流部交通政策課が管轄する「歩こう。佐賀県。」PRのラッピング車となっています。バスに乗らず歩こうというわけではなく、自家用車への過度な依存をあらため徒歩・自転車・公共交通も利用することで「生活の質の向上」・「地域の魅力向上」を図ろうという壮大な意図のあるスローガンをPRしています。
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