今年の5月に旭川市内で記録したバス画像のよせ集め、「旭川市内で見たバス2022」シリーズ。旭川電気軌道編ラストとなる今回のその4では、記録出来た乗合移籍車と旭川空港連絡バスの運用に入っていた車両画像を並べていきます。
旭川230あ6006.
2010年代から登録番号を希望番号で取得するようになった旭川電気軌道。登録番号の頭数字「6」は一般乗合移籍車に割り当てられています。
ノンステップ車の新車導入にこだわってきた旭川電気軌道ですが、生え抜きツーステップ車を全て置き換えることは出来ず。経年車代替のため移籍車導入を再開しました。まずは神奈川中央交通から移籍した三菱ふそうMPワンステップ車。神奈川中央交通の特徴的な仕様の前面運賃支払い窓や側面出入口幕はそのまま活用しています。ちなみに旭川電気軌道は90年代まで神奈川中央交通からコンスタントに移籍車を導入していました。
移籍車導入を再開してまもなく登場した車両は全面ラッピング広告車となっており、屋根部は元の事業者の塗装が見える状態となっています。画像の車両は神奈川中央交通時代の塗装がそのままとなっています。
旭川230あ6007.
屋根に神奈川中央交通時代の塗装が残る三菱ふそうMPワンステップ移籍車。画像の車両は全面ラッピングによる「旭山どうぶつえん号」となっています。
旭川230あ6009.
中扉後方に設置した側面行先表示が特徴のいすゞLVワンステップ車。このあたりの移籍車からきちんと塗装を行うようになったようです。ワンステップ車は復刻塗装車でも登場した先代塗装デザインを採用。復刻対象だった塗装デザインがツーステップ・ワンステップ車向けの現役デザインとなりました。
旭川230い6018.
こちらは現行ボディで「アーバス」塗装のいすゞLV。遠州鉄道をあっという間に廃車となった車両で、登録番号を見なければ移籍車と分かりません。側面行先表示は遠州鉄道時代と変わらず戸袋窓部に設置しています。
<旭川空港連絡バス運用車両>
旭川200か605.
市内中心部から旭川空港へ向かう路線はいくつかありますが、航空機の接続を考慮した連絡バスのほとんどを旭川電気軌道が運行しています。まずは空港連絡バス専用車として導入した西工E型ボディのRA。市内中心部と空港までは比較的短距離なので、この程度の仕様で十分と判断した模様。塗装は貸切車に採用している雪の結晶をちりばめたデザインの色違いを採用しています。
旭川200か764.
西工E型ボディのRAは2台在籍しています。
旭川230あ7726.
登録番号の頭数字「7」は貸切車に割り当てられていますが、古参車両の一部は空港連絡バスとの兼用車となっている模様。まずはフロントガラス1枚のスーパーハイデッカー、エアロクィーンⅠな三菱ふそうMS。側面の行先表示はサボ式となっています。
旭川2307731.
こちらはハイデッカーの三菱ふそうMS。「貸切バス事業者安全性評価認定制度」の「SAFETY BUS」ステッカーが見当たらないので乗合登録車なのかもしれません。
旭川2307734.
こちらは東京空港交通からの移籍車となるハイデッカーの三菱ふそうMS。直結冷房+3本トランクというリムジンバスらしい仕様が特徴です。前面行灯部の行先表示は方向幕式を装備しています。
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