バスマガジンの最新号で、のちのち調べるかもしれない事業者特集などを書き記しておく、それだけのために更新している小生的メモ帳更新。今回は『バスマガジン 118号』です。前号予告では3月27日発売予定となっていましたが、何らかの事情で発売が1日遅れ28日発売となりました。2号続けて予告通り発売されないとは。
まずは、前号の予告をチェック。前号の予告では、「 おじゃまします!!バス会社潜入レポート vol.118『広島バス』」、「帰ってきた!都道府県別地域別路線バス全方位レポート『大阪府Part1』」、「やっぱり実寸の迫力はスゴイ!!わかりやすい!!バスのパーツや部分、実物大博物館」、「安全は絶っっ対に守る!!バスメーカーのマジ力を見ろ!!『三菱ふそうの車内置き去り防止システム』」、「旅行会社とバス事業者が組めばバスマニアツアーはココまで出来る!?[JR東海ツアー×帝産観光バス]」、ほかとなっていました。
予想通り「実物大博物館」の記事は掲載されませんでした。また、「三菱ふそう」の記事も予告されていた車内置き去りシステムではない内容です。
事業者潜入レポートは広島バス。今号も事業者訪問レポートの執筆はBJエディターズの加藤氏です。記事は、2022年12月31日現在の在籍車両をもとに編集。沿線風景と車両紹介をカラー頁・白黒頁に営業所の外観写真と歴史編をまとめた、いつも通りの構成となっています。広島バスは自家用登録車でマツダの構内輸送を行っていることで知られています。さすがに在籍車両の詳細を記事にすることは出来なかったようですが、「
専用車両は現在28台 」であることと「
営業用にはない日野車も存在する 」というマニアなら知っておきたい情報を入れ込んでいるのはさすがです。
広島バスはバス会社潜入レポート初登場かつ、BJハンドブックシリーズでも取り上げられたことがない事業者。帝産オートが広島バスを創業したのかよく分からなかったので、歴史編は非常に勉強になりました。
小生手持ちの広島バスの画像は2019年に記録したものが最新。広島も数年行っていませんね。2019年10月に記録した画像を再掲になりますが数枚並べておきます。
社番:161.U-UA440LAN(95年車)。
広島バスの営業車は、三菱ふそう・UD・いすゞの3メーカーが在籍しています。「一般路線車はすべて大型で、新車は基本的に中間尺を選択。富士ボディを好んで架装していたことが特徴 」です。
まずは自社発注車から、古参格と思われる中扉4枚折戸+側面全引違窓仕様の富士7Eボディ架装なUAエアサス車。富士重工がバスボディを製造終了してから既に20年以上経ち、さすがに台数は減っており、自社発注車で残るは「PF6型エンジンのU-車が10台、PG6型エンジンのKC-車が5台 」となっています。
番:876.U-MP618M(94年車)。
同じく富士7Eボディですが、こちらは三菱ふそうMPシャーシ。「現在はUー車が12台、KC-車3台が活躍 」しているとのこと。
社番:552.2PG-MP38FM(18年車)。
フロントマスクをモデルチェンジしたMPは14年から導入開始。まずワンステップ車を導入し、15年からノンステップ車の導入をスタート。15年から17年はK尺、18年からM尺を導入しています。車内は「
ノンステップフロアにも2人掛けシートを配置した着席重視の車内レイアウト 」を採用しています。
社番:251.2PG-LV290Q2(18年車)。
広島バスは長らくUDと三菱ふそうを導入してきましたが、2011年にUDが国内バス製造販売撤退したこともあり2014年からいすゞ車の導入を開始しました。
現行モデルのエルガは16年から登場し、長いQ尺車は17年から導入しています。AMTではなく、「アリソン製のトルコンATを搭載 」したモデルを採用。
社番:623.ADG-RA273KAN(05年車)。
「03年に中古購入を開始。首都圏や関西から三菱車と日産ディーゼル車が移籍している 」広島バス。西武バスから尿素使用のRAノンステップ車も移籍しています。移籍車も自社発注車並みにすべく、「前向きシート・2人掛けシート中心のレイアウトへの変更。日除けの設置など 」手の込んだ改造を行っています。
「帰ってきた 路線バス全方位レポート」は「大阪府PART1」。前シリーズは2004年の6号・7号、2回に分けての掲載でした。今回のPart1では大阪シティバスや阪急バスなど「大阪市を中心に、北摂と呼ばれる三島地や豊能地域を走る路線バス 」を取り上げています。
注目事業者の車両一覧表は、「阪急バス」。2022年12月31日現在の大阪ナンバーの一般乗合車を掲載しています。今回の一覧表は車両番号を社番ではなく大阪ナンバーで掲載しているという馬鹿なもの。よく分かんないヤツが編集を担当するとこうなるんだという良い見本です。
大阪200か4586.2PG-LV290Q2(18年車)。2020年10月記録したものを再掲。
現行ボディのいすゞLVはQ尺・N尺両方在籍しています。画像の車両は長いQ尺車で、社番は7111となります。
「鈴木文彦が斬る、バスのいま」は「公設民営・上下分離・公共交通税~各地で進む公共財としてのバス」と題し、各地で始まりつつある公共交通を残していくための動きを紹介しています。
残念ながら今号に「~各地へ旅立ったバスたち~移籍バスの行方を追跡」の掲載はありませんでした。
そのほかの連載は今後調べることが無さそうなので省略します。
次号予告は、「 おじゃまします!!バス会社潜入レポート 次号は関西の2社!!『京都京阪バス』『京阪京都交通』」、「帰ってきた!都道府県別地域別路線バス全方位レポート『岐阜県』」、「バス事業者に頼み込んで電気バスの裏の裏とその実態を聞いて来た!!」、「絶好調!!出張バスマガweb!![西鉄関連乗りバス特集一挙掲載]」、「マスクの日常もひと段落 でもバスの衛生はこうして守られる!!」、ほかとなっています。潜入レポートは社名が非常に似ていますが、出自は全く異なる京阪バスグループの2事業者を取り上げるようです。
なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧等を参照しています。
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