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松江で見たバス2023(一畑バス編その1)

5月に島根県松江市へ出かけました。小生が前回松江へ行ったのは2014年ですから、久しぶりです。ブログでは沖縄で見たバスの画像ばかり並べていたので、気分転換もかねて「松江で見たバス2023」シリーズをスタートしていきます。シリーズ初回は一畑バスの古参車から、記録出来たU・KC規制車の中型乗合車画像を並べていきます。

なお、型式・年式は「注目事業者・車両一覧表 島根県 一畑バス車両一覧」『バスマガジン111号』(2022),講談社ビーシー/講談社  を参照しました。


社番:8279.U-LR332J(95年車)。
一畑バスは一畑電気鉄道直営の路線バス事業を2000年に引き継いだ事業者です。バス全盛期の頃は島根県東部のほぼ全域に路線を展開していましたが、モータリゼーションや過疎化などから多くの地域から撤退。現在路線バスは出雲地区と松江地区だけとなっています。
松江地区の路線バスはかつて松江市交通局と競合状態にありましたが、広域合併前の松江市内完結路線を松江市交通局へ移管を進め、現在は松江市中心部と郊外エリアや周辺自治体への路線を担当しています。
さて、松江地区の路線は市内中心部の道路環境と旅客需要から中型車で運行しています。記録出来た最古参車だったのが、こちらのU規制車ないすゞLR。ボディのサビと補修の跡が、長く走ってきたことの勲章といえるかもしれません。この日は路線研修の「教習車」として使われていました。ちなみに行先表示は元々方向幕式を採用していましたが、正面・側面をLED機に改造したときに、後面は使用しないので白幕固定となっています。
U規制車の純正アイ・ケーボディのLRは側面にモールや後面窓周囲の窪みなど、随所にP規制車のキュービックボディなLVの造りが見られます。


社番:8298.KC-LR333J改(96年車)。
KC規制車で純正ボディはマイナーチェンジし、側面のモールが無くなり後面窓周りもフラット化でスッキリしました。
当時の一畑電気鉄道はバスの低床化に熱心だったようで、KC規制車はワンステップ車を本格採用しました。中扉部に貼られた「低床車」の表示がワンステップ車の証です。ただし車椅子用スロープの装備は無く、残念ながら交通バリアフリー法に適合しない低床車という中途半端なものになってしまいました。


社番:8299.KC-LR333J改(96年車)。
乗合車の塗装は、一畑電気鉄道直営時代の1980年代にいすゞキュービックLVのカタログカラーをアレンジしたデザインを採用したました。前面は赤1色でカタログカラーデザインそのものという感じでしたが、年々赤色が退色しひどいことに・・・。94年導入車から正面も白色ベースに帯をまいたデザインに変更しました。


社番:8313.KC-LR333J改(97年車)。
97年導入のいすゞLRワンステップ車。ちなみに97年は短尺のLRも導入していましたが、型式を参照した一覧表に記載がないことから、ひとあし早く姿を消したようです。



社番:8325.KC-LR333J改(98年車)。
98年導入のいすゞLRワンステップ車。
古参格となったKC規制車のいすゞLRですが、モデルチェンジしたLRとともに第一線で活躍中でした。
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