5月に島根県松江市へ出かけた際に記録したバス画像のよせ集め「松江で見たバス2023」シリーズ。今回の一畑バス編その3では、2012年以降に導入した中型乗合車、いわゆる「青バス」塗装の車両画像を並べていきます。
なお、型式・年式は「注目事業者・車両一覧表 島根県 一畑バス車両一覧」『バスマガジン111号』(2022),講談社ビーシー/講談社 を参照しました。
社番:8378.SDG-LR290J1(12年車)。
12年に導入した一般乗合車2台は、一畑電気鉄道グループ開業100周年を記念して「青バス」とよばれた旧塗装を復刻。側面には旧社紋のプレートを取り付けるなど、結構こだわった復刻塗装車となっています。画像は松江配属のいすゞLRノンステップ車で、行先表示は近年白色LED機に取り替えられました。ちなみにもう1台の「青バス」復刻塗装車は出雲配置のいすゞLVノンステップ車です。
社番:8379.SKG-LR290J1(13年車)。
「青バス」塗装は従来の赤系統の塗装よりも評判が良かったようで、13年以降の新車も復刻塗装で登場。いつのまにか復刻塗装が一般乗合車の標準デザインとなり、赤系統の塗装が旧塗装となってしまいました。画像の車両は13年導入のLRノンステップ車。見たところ「青バス」塗装車は行先表示の白色LED機への取替対象となっているようです。
社番:8386.SKG-LR290J1(14年車)。
社番:8389.SKG-LR290J1(14年車)。
14年はいすゞLRノンステップ車を複数台導入。松江市内で「青バス」塗装が結構見かける存在となりました。ちなみに行先表示の「メッセ・体育館」は、くにびきメッセと松江市総合体育館のこと。松江駅到着後は「一畑バス本社」の表示に変わります。
社番:8421.SKG-LR290J2(16年車)。
16年はモデルチェンジした新型いすゞエルガミオを導入。モデルチェンジ車の市販第一陣ということで、登場時は話題となりました。
モデルチェンジしたLRも「青バス」塗装を採用していますが、側面の旧社紋プレート取り付けは中止し、現行の一畑グループマークとなっています。もっとも画像の車両はラッピングで分かりませんが。また、側面行先表示は中扉の戸袋窓部に変更しました。
社番:8437.2KG-LR290J3(18年車)。
18年導入のいすゞLR。
こちらの車両も広告で一畑グループマークが隠れてしまっています。
社番:8441.2KG-LR290J3(19年車)。
19年導入のいすゞLR。近年は毎年一般乗合車に新車を導入しています。
社番:8452.2KG-LR290J4(20年車)。
20年導入車からEDSSを装備した車両となります。「青バス」塗装で一畑グループマークが分かる車両をようやく記録出来た感。
社番:8454.
21年以降に導入したいすゞLR。
一畑バスは松江駅近傍に本社営業所があるので松江駅は途中停留所となっています。
純粋に起終点となっている一畑電車の松江しんじ湖温泉駅が駅前や線路沿いに車両が待機しているので、松江駅と比べると(だいぶ鄙びていますが)バスターミナル感があります。
社番:8456.
どうやら23年、つまり今年導入したばかりの新車といういすゞLR。
近年の新車導入で、西工ボディのLRなど古参車の代替がすすんだようです。
PR