今年4月に沖縄県那覇市で記録したバス画像のよせ集め、「那覇市内で見たバス2023」シリーズ。
今回の琉球バス交通編その1では、2013年から導入を開始した自社発注の大型ノンステップ車の画像を並べていきます。
なお、型式・年式は『BJハンドブックシリーズV108 那覇バス 琉球バス交通』(2022),BJエディターズ を参照しました。
沖縄230あ1318.QPG-KV234N3(13年車)。
沖縄県内のバス事業者は2012年度に創設された「沖縄振興特別推進交付金事業」いわゆる一括交付金とよばれる補助金を活用し、ノンステップの新車導入を開始しました。
第一交通産業傘下の那覇バス・琉球バス交通はこの補助金をフル活用、2013年に日野KVノンステップ車を合計30台導入しました。琉球バス交通に登場したのはN尺車で、基幹バス系統運用車両はフルカラーLED行先表示器を装備しています。未だ新車のイメージが強いこのあたりの車両も登場からいよいよ10年、いい加減イメージのアップデートをしなければ。
ちなみに、一括交付金を活用して導入したノンステップ車はナンバープレートを希望番号で頭2桁を導入年+末尾4・9を欠番とした連番で登録しています。
沖縄230あ1420.QPG-KV234N3(14年車)。
2014年前半も那覇バス・琉球バス交通あわせて30台の日野KVノンステップ車を導入。
画像の車両は「そらとぶピカチュウプロジェクト」の一環として、沖縄本島4社に登場したピカチュウデザインのラッピングバスとなっていました。
沖縄230あ1510.QPG-KV234N3(14年車)。
沖縄230あ1512.QPG-KV234N3(14年車)。
こちらはナンバープレートの希望番号から15年導入分となる日野KVノンステップ車。その多くが14年のうちに登録したため、頭の15と初度登録年が異なっています。上下で車両が異なり失礼します。
沖縄230あ1606.QRG-KV290Q1(16年車)。
16年はモデルチェンジした日野KVを導入。琉球バス交通は引き続き長尺車ということで、Q尺車を導入しています。
沖縄230あ1715.QRG-KV290Q1(16年車)。
ナンバープレートの希望番号から17年導入分にあたる日野KVは全車2016年12月に登録。このため、2016年導入車が50台以上在籍しています。
さて、沖縄県のバス広告で結構見かけるのが県外を中心とした大学スポンサーのもの。画像の車両は両側面に後面、すべて違う学校が広告のスポンサーとなっています。
沖縄230あ1801.2TG-LV290Q2(18年車)。
2018年はいすゞLVを、那覇バス6台・琉球バス交通6台の計12台導入。正面窓下パネル下部を黒色に塗っているところがポイントです。2013~16年にかけノンステップ新車を多数導入したことで状態の悪すぎる経年車を一掃。低床化も進んだことから新車導入台数は一気に少なくなりました。
沖縄230あ2201.
こちらは2022年に導入した、いすゞLV。正面窓下のパネル下部の黒色塗装は継続しています。
沖縄230あ2301.
2023年もいすゞLVを新車導入。これまで燃料タンクは扉側(左側)に設置していましたが、今回は運転席側(右側)となったのが大きな変更点です。
沖縄230あ2302.
2023年導入車は2台記録できました。さらなる増車があるのか気になるところです。
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