今年4月に沖縄県那覇市で記録したバス画像のよせ集め、「那覇市内で見たバス2023」シリーズ。
今回の琉球バス交通編その2では、「沖縄200か623」から「沖縄200か865」までの移籍車で記録出来た画像を並べていきます。
なお、型式・年式は『BJハンドブックシリーズV108 那覇バス 琉球バス交通』(2022),BJエディターズ を参照しました。
沖縄200か623.KC-RJ1JJAA(98年車)。
2006年に第一産業交通グループ傘下として再出発した琉球バス交通、コンスタントな移籍車導入で状態の悪い経年車の代替を進めました。時は流れ、琉球バス交通初期に導入した移籍車が代替対象となり、いまはKC規制車あたりの置き換えが進んでいます。
そんなKC規制車から、前後扉で後扉引戸仕様の日野RJ。当時では珍しかった阪神電鉄からの移籍車です。正面の行先表示は方向幕からLED器に取り替えられましたが、現在も系統番号板に側面行先表示板を使用しています。
沖縄200か634.KC-HT2MLCA(96年車)。
第一交通産業傘下となった那覇バス・琉球バス交通はスケールメリットを活かし?京浜急行バスや東急バスから移籍車をまとめ買いしました。
初期にまとめ買いした京浜急行バス移籍車は代替で姿を消し、現在古参格でまとまった台数在籍しているのが東急バスから移籍したツーステップ車です。まずは日野HTツーステップ車。移籍当初は東急バス時代と変わらずフロントバンパーにフォグライトを装備していませんでしたが、後付けしたのかバンパーを交換した模様。行先表示は前面・側面・後面にLED器を取り付けているので、系統番号板や行先表示板はありません。ただ、正面の第一マーク下の「Ryukyu Bus Kotsu」ロゴは系統番号板との干渉を避けるため運転席側に寄った配置となっています。
沖縄200か635.KC-HT2MLCA(96年車)。
後面側はこんな感じ。交通バリアフリー法施行以前に製造した車両の後面は系統番号板のみ。行先表示は使用していなかったので、移籍車も装備一式をわざわざ撤去しています。
沖縄200か640.KC-HT2MLCA(96年車)。
同じく東急バスから移籍した日野HTツーステップ車ですが、こちらは正面の行先表示だけがLED器を搭載しています。側面は往年の行先表示板を装備しています。
沖縄200か652.KC-RM211GSN(96年車)。
東急バスから移籍車まとめ買いで、中型車は富士8Eボディ架装のRMツーステップ車を導入。この車両は前面に系統番号板の掲示をしています。中型車はLED行先表示装備車でも系統番号板を掲示している車両が多い感。
沖縄200か694.KC-UA460HSN(97年車)。
東急バスからは、富士7Eボディ架装でH尺のUAツーステップ車もまとまった台数が移籍しています。
沖縄200か700.KC-UA460HSN(97年車)。
東急バスから移籍したH尺のUAツーステップ車。
沖縄200か726.KC-RJ1JJAA(98年車)。
側面上下サッシ窓で前後扉仕様の日野中型ツーステップ車は南海バスからの移籍車。
京浜急行バス・東急バスから移籍車まとめ買いだけでは経年車代替に必要な台数が足りなかったようで、この頃は近畿地方の事業者からも移籍車をそれなりの台数導入していました。
沖縄200か785.KC-UA460HSN(98年車)。
前年からまとまった台数が登場している東急バスからのUAツーステップ移籍車。98年車も琉球バス交通にやってきました。行先表示は正面LED機、側面行先表示板、後面系統番号板となっています。
沖縄200か793.KC-RM211GAN(98年車)。
名古屋市交通局は2010~2011年にかけて相当な台数の中型車を代替し、廃車となった中型ツーステップ車が全国各地に移籍しました。琉球バス交通には画像のRMツーステップ車と、日野RRを複数台導入しました。3連テールライトに側面引き違い窓という当時の名古屋市交通局仕様を今に伝えます。
沖縄200か801.KC-HU3KLCA(98年車)。
前後扉仕様で高出力エンジンを搭載した日野HUツーステップ車は神戸市交通局からの移籍車。フロントバンパー部にコーナリングライトを装備しているのが特長です。琉球バス交通に神戸市交通局からの移籍車は複数台在籍していましたが、現在残っているのはこの1台のみ、いつ姿を消してもおかしくありません。
沖縄200か865.KC-LV380L(99年車)。
純正キュービックボディのいすゞLVは東急バスからの移籍車。画像の車両は運転席側面に北海道医療大学のラッピング広告、沖縄で北海道の学校の広告!?学生の獲得も大変です。
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