今月発売のバスマガジンの掲載内容まとめ。あの事業者の特集掲載は何号だったかな?ということをのちのち調べるかもしれない、ただそれだけのために更新している小生的メモ帳更新。奇数月の発売はバスマガこと、『バスマガジン 95号』です。
まずは恒例の前号の予告と実際に最新号で掲載されたタイトルと内容をチェック。
前号の予告では、「2019モデルのエアロクィーン・エアロエース第1号車導入の事業者車両はコレだ!!」、「ジワジワと減少している公営バスのこれからを追う 」、「バス用品探訪 レシップ株式会社 料金箱、表示器、音声合成装置など、各種バス用品の開発」、「おじゃまします!!バス会社潜入レポートvol.95『小湊鐡道バス』」、「都道府県別地域別路線バス全方位レポート『滋賀県』」ほかとなっていました。
バスマニア向けと思われる公営バス記事は予想通り掲載無し、バス用品探訪はレシップでは無く、バスシートモケット大手の住江織物に変更。バス会社潜入レポートと全方位レポートは予告通りの掲載となっています。
バス会社潜入レポートは「小湊鐡道」。今回もBJエディターズの加藤氏が執筆を担当。バスマガジンの潜入レポートでは初登場の事業者となりますが、BJハンドブックシリーズでは『BJハンドブックシリーズS99 小湊バス 九十九里バス』で昨年9月に取り上げたばかり。同じ事業者を1年もたたないうちに取り上げるのはさすがにどうかと思います。
千葉200か2209.PDG-RM820GAN(10年車)。2018年7月記録。
BJハンドブックシリーズ刊行からまだ1年も経っていないということで、在籍車両の掲載写真も大部分が同じものとなっています。ハンドブックではコントラスト調整失敗でよく分からなかった白黒写真がカラーでハッキリ分かるようになったことは評価できるかも。
画像は昨年BJハンドブックシリーズの
感想めいたものを書くために撮りためたものから、三菱ふそうエンジンを搭載したRMワンステップ車。
小湊鐡道の在籍車両は自社発注車を基本としており、HMC東京や特定バスの契約企業から引き継ぎ車がイレギュラー的に在籍しているくらいでした。昨年のハンドブックシリーズ刊行時点でグループ事業者の九十九里鐡道に移籍車が登場していましたが、小湊鐡道にも2018年に「
西武・東急・神奈中の路線車も転入 」しました。
千葉200か2965.2DG-RD00(17年車)。2019年4月記録。
「
2017年に2台購入した現代ユニバース 」の高速車。2018年の夏ごろから高速車に「intercity bus」のロゴがつきはじめましたが、あっという間に既存車への貼付も進みました。
「帰ってきた 路線バス全方位レポート」は「滋賀県」。前シリーズでは、2008年9月刊行の31号で取り上げています。 当時はまだ滋賀交通本体による路線バスがかろうじて残っていましたが、現在は分離子会社の滋賀バスに一本化されました。
注目事業者の車両一覧表は「近江鉄道」ですが、湖東・湖北地区を担当する子会社の湖国バスの車両も含まれています。近江鉄道は2015年3月刊行70号の事業者潜入レポートで取り上げられているので、2015年以降の代替状況を知ることが出来ます。2015年時点で最古参格だった富士6EボディのRMはさすがに姿を消したようで、低床化が進んでいます。
滋賀200か1007.KL-U452MAN(02年車)。2015年5月記録。
掲載の車両一覧は車番とだけありますが、どうやらこれは登録番号をあらわす模様。近江鉄道提供のリストをそのまま掲載したのでしょうが、編集側がもう少し気を利かせてほしいところ。画像は西武バスからグループ間移籍した富士新7EボディなUAワンステップ車。
「鈴木文彦が斬る、バスのいま」は先日TBS系報道番組で取り上げられた竹ノ塚駅付近の交差点で東武バスセントラルの車両が反対車線を走行した「通行区分違反」について。報道の取り上げ方にひっかかる点があるとはいえ、通行区分違反であることは間違いなかった今回の事象。背景や問題点、報道を受け現在の状況、考えられる解決策などをまとめています。
「編集長指令!!「しばり」のバス旅ミッション」は韓国釜山経由で福岡へ行き「公営競技の無料バス」に乗るという記事の前編。LCCを利用した釜山への道中記と福岡県の芦屋競艇場と飯塚オートレース場の無料送迎バス乗車記という毛色の異なる企画をまとめて紹介しているため、内容がいろいろと渋滞しています。ひとつ訂正箇所があるとすれば、オートレース場は本場開催・場外開催に関わらず入場無料というところ。「
オートはなかなか難しい 」というのは完全同意ですが。
また、今号から2つの新連載がスタート。1つは「バスマガジン100号まであと5号!!バスマガ17年の軌跡」。「
バスマガを20号ずつ区切った各時代のバス事情を振り返る 」とありますが、内容は2003年当時のしずてつジャストラインの在籍車両のまとめが中心で、バスマガジンの振り返りはざっくりという謎企画。執筆はこちらもBJエディターズの加藤氏が担当しており、バスマガジンよりも当時刊行したBJハンドブックシリーズの中からピックアップしたアーカイブ企画といえそうです。
もう1つは「~新元号令和がスタート!~平成初期のバスを振り返る」。こちらはタイトルの通り「
平成初期の時代を、車両陣容を中心 」に紹介する企画。今回は山形県の山形交通(山交バス)を取り上げています。
そのほかの連載は今後調べることが無さそうなので割愛。
次号予告は、「徹底試乗&詳細解説 国産連接バスがジェイバスよりハイブリッドでついに登場!!」、「10年前とは比べものにならないテクノロジー!![バスラッピング]の現場を見に行く 」、「バスのタイヤ最前線!!いまどきのバスタイヤの凄さを体感」、「おじゃまします!!バス会社潜入レポートvol.96『奈良交通』」、「都道府県別地域別路線バス全方位レポート『富山県』」ほかとなっています。
なお、本文中の「
斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧を参照しています。
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