今回は小平市で運行しているコミュニティバスについてです。愛称は「にじバス」といい
西武新宿線小平駅を起点に西武多摩湖線の一橋学園駅を8の字で言うと交点とし、小
平市のほぼ中央部にあたる住宅街を運行しています。運行はこの地域に路線網のある
西武バスに委託されています。第一中学校近辺など「よくまあこんな所を走るもんだ」と
感心するようなコミュニティバスらしい住宅街の狭隘道路を通行します。
社番:A8-312.
現在使用されている車両は乗降扉が1つの日野ポンチョ「ショート」。西武バスの社番か
ら分かるように2008年度に導入されました。にじバスは2004年から運行を開始してお
り、この車両は2代目にあたります。初代は元祖?小型ノンステップバスでおなじみの
クセニッツでした。
社番:A3-960.
ということで、運行開始時の車両。後1軸のクセニッツCITYⅠ。しかもガソリン車とコスト
がかかりそうな代物。よくまあこんな運転しにくそうな車で住宅街を右へ左へ走らせるも
のだと初めて乗車した時は感動しました。
社番:A3-961.
扉はこのよう外側に開きました。車内はロングシートで、内装材カラーのせいもあり妙に
暗い印象がしました。
社番:A3-961.
WIKIの該当記事によれば、点検時等はリエッセで代走していたということを知り驚き。
クセニッツ車内から見た限り、7mでは相当難しそうな交差点があったように感じましたが、
実際走っていたのですからそれほどのものでもなかったのでしょう。
クセニッツをコミュニティバスで導入した他自治体同様、にじバスもあっという間に車両置
換となりました。画像は西東京市はなバスなど相次いでクセニッツが代替されていくのを
見てあわてて乗りに行ったときのもの。
バス路線の道路にはクセニッツを模した看板が取り付けられていました。
かつて日本にクセニッツというバスがあったことを伝える遺跡的存在となるまで看板を
使ってほしいものです。
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