JR青梅線の昭島駅南口で記録した立川バスの車両画像よせ集め。今回のその2では、立川バスが運行業務を担当しているコミュニティバスの車両画像になります。
なお、型式・年式は『BJハンドブックシリーズS98 小田急バス 立川バス』(2018),BJエディターズ を参照しました。
社番:F31.BDG-HX6JHAE(08年車)。
昭島駅南口は昭島市のコミュニティバス「Aバス」の主要ターミナルとなっています。「Aバス」は昭島市内の公共交通不便地域解消を目指し2001年に開業しました。運行業務は開業当初から立川バスに委託しています。
運行開始時は三菱ふそう製マイクロバスのローザを専用車として採用しましたが、車両代替などにより現在は日野ポンチョが専用車となっています。まずは、ショートボディで、定員29人以下に取り付けられるバスで言うところの小板ナンバーを装着している社番F31。「北ルート」の専属車両となっており、塗装は青色をベースに子供の描いた絵を配したデザインとなっています。ちなみに定員29人以下のため、非常口の装備はありません。
社番:F39.SDG-HX9JLBE(12年車)。
続いてはロングサイズ1扉仕様の日野ポンチョ。天然ガスを燃料とするCNG車で、燃料タンクは車高を抑えるため車内後部に設置しています。車内後部に燃料タンクを設置したため客席スペースは狭く、シート数も少ないことから、こちらもバスで言うところの小板ナンバー登録となっています。燃料タンクを設置している関係で、後タイヤ上部の窓は黒く塗りつぶされています。定員29人以下ですが非常口を装備しているのは、ベース車両の関係からでしょう。
ちなみにこの車両は「平成24年度 北関東防衛局 再編交付金事業」として購入したもので、扉側の後部窓下にその表記があります。
社番:F40.SDG-HX9JLBE(13年車)。
同じくロングサイズの日野ポンチョのCNG車で、こちらの車両は「平成25年度 北関東防衛局 再編交付金事業」として購入したもの。
CNG車は昭島ガスのラッピングを施し、「東ルート」・「西ルート」を担当しています。
社番:F50.
2020年12月に従来の東ルートを分割・延伸する形で誕生した「中央ルート」の運行開始にあわせて登場した。ショートボディの日野ポンチョ。もちろんバスでいうところの小板ナンバー登録となっています。
塗装は他の「Aバス」専用車同様水色をベースにしていますが、昭島市公式キャラクターの「アッキー&アイラン」と「ちかっぱー」を描いたデザインを採用しています。ちなみに「アッキー&アイラン」はクジラのほうのキャラクター、「ちかっぱー」はカッパのほうです。カッパのほうは地下水の駄洒落から採用されたキャラクターですが、クジラと地下水どちらも昭島市が大事にしているものをモチーフとしています。また、この車両が昭島市出身でこれまで多大な寄付を行っている方からの寄贈であることの表記もあります。
社番:F47.
「Aバス」専用の日野ポンチョは4台だけなので、点検等の際は代車による運行となります。代車の1番手となるのが、水色1色塗装で現行マスクの三菱ふそうローザ。LED行先表示のほか後部車椅子リフトを装備した路線バス仕様の車両です。
<昭島駅北口で見ることが出来るコミュニティバス>
社番:J37.SDG-HX9JLBE(12年車)。
昭島駅北口からは、立川市のコミュニティバス(市民バス)「くるりんバス」の「西砂ルート」が越境するかたちで発着しています。「くるりんバス」も立川バスが運行業務を担当しており、白色ベースの塗装の日野ポンチョが専用車となっています。昭島駅では南口・北口それぞれでコミュニティバスを見ることが出来ます。
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