今年4月に沖縄県那覇市で記録したバス画像のよせ集め、「那覇市内で見たバス2022」シリーズ。今回の東陽バス編その2では、2015年から2019年にかけて導入した自社発注車・移籍車の画像を並べていきます。
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現在の東陽バスは、経営破たんした旧東陽バスの事業を引き継ぐため2012年に設立した事業者となります。会社再建は平たんな道のりではなかったようで、新会社となってからもしばらくは新車はもちろん移籍車の導入もありませんでした。
新会社となって本格的な車両代替を開始したのは2015年からで、移籍車ではありますが東陽バス初の交通バリアフリー法に対応した大型ワンステップ車が登場しました。2015年に導入したのは東急バスから移籍した日野ブルーリボンシティの長尺車。塗装は一新し、白地に緑色と朱色に加え貸切車の塗装にも使われている紺色の3色を太い帯にしたデザインとなりました。ナンバープレートは希望番号で導入年度(元号)+導入順(貸切車は01から、一般乗合車は11から)の連番で取得していることから、いわゆる社番的なものを新たに制定したようです。
ちなみに東陽バスはフルラッピングバスはもちろん、扉側・運転席側・後面それぞれ単独でラッピング広告を掲出することもできます。このため扉側が通常塗装、運転席側広告ラッピングという画像のような車両も少なくありません。
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2016年も日野ブルーリボンシティワンステップ車を複数台導入。屋根に冷房機器を搭載しているのが東急バスからの移籍車。
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ビルトインクーラーの日野ブルーリボンシティワンステップ車は京成バスグループからの移籍車。後面側からの画像のみで失礼します。
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2013年から沖縄本島各社は補助金を活用し一般乗合車に新車を導入するようになりました。東陽バスもやや遅れましたが新車導入を開始し、2017年に日野KV2台が登場しました。後面側からの画像のみで失礼します。
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同じく2017年に導入した日野KVを後面側から。
さて、東陽バスは窓にもラッピング広告を施すことが出来ます。もちろん1面だけの掲出が可能なんですが、画像の車両のマイナビ広告は運転席側のみ、さきほど並べた2911は後面のみ。素人考えだと1台まるまる掲出したほうが良いような気もしますが、いろいろな広告戦略があるのでしょう。
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2018年導入の日野KV。前面はフルカラーLEDの行先表示機を装備しています。
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「そらとぶピカチュウプロジェクト」の一環として、ピカチュウをデザインしたラッピングバスが沖縄本島4社に登場。ラッピングデザインは各社で異なり、プロジェクト公式HPによれば東陽バスに在籍する画像の車両は「森とポケモンたち」と題したデザインとのこと。
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2019年導入の日野KV。コンスタントな新車導入(と減便)で、東陽バスもツーステップの経年車の運用がだいぶ減った印象を持ちました。
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