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バスマガジン 114号

バスマガジンの最新号で、のちのち調べるかもしれない事業者特集などを書き記しておく、それだけのために更新している小生的メモ帳更新。今回は『バスマガジン 114号』です。

まずは、前号の予告と実際に最新号で掲載されたタイトルと内容をチェックしておきます。
前号の予告は、「 おじゃまします!!バス会社潜入レポート vol.114『徳島バスグループ』」、「帰ってきた!都道府県別地域別路線バス全方位レポート『奈良県、和歌山県』」、「朝ドラで走っているあのバス!!ステージカーとして再検証!」、「大型、二種免許の制度が改定!取得しやすくなったバス運転手免許、その実際を教習所で聞いてきた!!」、「バスマガ探検隊 あの“聖地”が移転!?横浜のいすゞ新本社に突撃せよ!!」ほかとなっていました。
今号は久々に予告にあったもの全て掲載されました。次号も予告通りでありますように。

バス会社潜入レポートは初登場となる「徳島バスグループ」。執筆担当はBJエディターズの加藤氏です。112号の名阪近鉄バス、113号の鹿児島交通、今号の徳島バスと、BJハンドブックシリーズで刊行がない事業者がバス会社潜入レポートで取り上げられています。

徳島バスは南海グループに属する事業者で、徳島バスをはじめとしたグループ事業者が県内の主要エリアに路線網を展開しています。今回は徳島バスと地域子会社の徳島バス阿南・徳島バス南部に加え、子会社の四国交通も掲載対象となっています。記事では2022年6月30日現在(※掲載の「所有車両一覧表」は2022年4月30日現在)の在籍車両の紹介を中心に、今年4月からJR四国と開始した共同経営についても簡単に触れています。


社番:H-1704.2KG-KR290J3(17年車)。2019年記録。
在籍車両は「乗合202台(高速車45台含む)、貸切30台、計232台 」という陣容の徳島バス。一般乗合車はほぼ中型車で、小型車と大型車がごく僅かに在籍するだけとなっています。「02年からノンステップバスのみを増備 」しており、経年車の一部は四国交通などの子会社へ転籍しています。画像は17年に導入した日野KR。側面窓にも社名を表記するのが徳島バスの伝統です。また、「徳島バスは2014年の購入車両以降、千位と百位を登録年の西暦下2桁とした希望ナンバーを取得 」しています。


社番:F-1402.KC-MK219F(99年車)。2019年記録。
徳島バスは2010年代に県内の公営バスから段階的に路線の委託・移管を受けています。徳島市では「市営バス路線を徳島バスが自社の車両で受託運行する形を主体 」とする方策を進めています。委託路線でも「市営バスの高齢者乗車証が使えるなど制度が異なるため 」、徳島バスによる運行ですが「ボディカラーが異なる専用車 」を使用しています。
画像の車両は委託路線カラーの三菱ふそうMK短尺ツーステップ車。徳島バスは「10年代に入り、少数ではあるが中古購入 」も開始し、画像の車両は阪急バスからの移籍車です。移籍車はこのほか、どういうルートでやってきたのか気になる千葉交通からのMKや、親会社グループの南海バスから中型車が在籍しています。ちなみに移籍車の登録番号は、「新製登録年ではなく移籍登録年で取得 」しています。

「帰ってきた 路線バス全方位レポート」は「奈良県」と「和歌山県」。前シリーズでは、奈良県が2012年刊行の54号、和歌山県が2006年刊行の16号で掲載されました。

今回奈良県のバス事業者として取り上げられているのが奈良交通と子会社のエヌシーバスだけ。前シリーズではきちんと掲載していた吉野大峯ケーブル自動車は未掲載となってしまったのが残念なところです。
和歌山県の事業者は南海グループの事業者と地場資本の事業者が路線バスを展開しています。2020年に熊野交通が御坊南海バスを吸収合併し熊野御坊南海バスとなったことが、2006年以降で目立った事業者の動きといえそうです。


和歌山200か336.2020年11月記録。
手持ちの和歌山県内バス事業者画像から、南海りんかんバス橋本営業所に在籍する三菱ふそうMPノンステップ車。南海りんかんバスは南海電鉄直営だった「橋本営業所と高野山営業所の2拠点を分社化して1993年に営業を開始した事業者 」です。橋本営業所が駅と住宅地を結ぶ路線バスをメインとする一方、高野山営業所は高野山エリアの観光路線メインという2つの顔をもつ事業者です。

注目事業者の車両一覧表は2022年5月31日現在の「奈良交通」およびエヌシーバスの一般乗合車を掲載しています。和歌山県内のバス事業者から一覧表提出の協力を得られなかったのなら残念です。


奈良200か1161.2PG-LV290Q2(19年車)。2019年8月記録。
手持ちの奈良交通画像から、2019年導入のいすゞLV。掲載の車両一覧表を見ると、3ドア車はかろうじて在籍していることが分かりました。

「鈴木文彦が斬る、バスのいま」は「バスのダウンサイジングは正しい選択か」と題し、「利用者が減る=バスを小さくする 」だけでは、バスとして運行することで「運賃面と採算性 」に限界があることを分かりやすく解説しています。

残念ながら「~各地へ旅立ったバスたち~移籍バスの行方を追跡」は休載でした。
そのほかの連載は今後調べることが無さそうなので省略します。

次号予告は、「 おじゃまします!!バス会社潜入レポート vol.115『新潟交通グループ』」、「帰ってきた!都道府県別地域別路線バス全方位レポート『北海道 道央・道南』」、「これでラストになるかも!?最後のエアロキング、メーカーで試乗!!」、「バス用品探訪 バス運行管理ソリューションメーカー『クラリオン』」、「バスを培ってきたテクノロジーとメカニズム~これまで秘密だった部分も解説!!~[FCEVバス/トヨタSORAを徹底解剖]」、ほかとなっています。

なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧等を参照しています。
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