今年4月に沖縄県那覇市で記録したバス画像のよせ集め、「那覇市内で見たバス2022」シリーズ。今回の那覇バス編その2では、市外線配置の移籍車で「沖縄200か754」から「沖縄200か852」までの記録出来た画像を並べていきます。
なお、型式・年式は『BJハンドブックシリーズV108 那覇バス 琉球バス交通』(2022),BJエディターズ を参照しました。
沖縄200か754.KC-LV280L(97年車)。
旧那覇交通を2004年に引き継いだ那覇バスは、老朽化した在籍車両の代替を行うため営業開始早々から移籍車導入を開始しました。その後旧琉球バスも第一交通産業傘下となったことで、経年車代替に必要な移籍車が激増。京浜急行バスや東急バスから、しばしば相当な台数の移籍車がやってくることになりました。
まずは京浜急行バスから移籍したキュービックボディのいすゞLVワンステップ車。97年当時の京浜急行はバスの低床化に熱心だったものの、車椅子対応のスロープは装備していませんでした。そのため現在の視点だと、バリアフリー対応ではない単なる低床車と映ってしまうのが残念なところです。画像の車両はボディのあちらこちらに腐食が出ており、沖縄の潮風の強さを実感します。
沖縄200か774.KC-LV280L(97年車)。
同じく京浜急行バスから移籍したいすゞLVワンステップ車。こちらは補修を行ったばかりなのか、ボディの状態は良好に見えます。
沖縄200か812.KC-HU2MLCA(98年車)。
第一交通産業傘下の琉球バス交通・那覇バスは2010年代の中頃まで関西系の事業者からも移籍車を導入していました。画像の日野HU前後扉車は大阪市交通局からの移籍車。大阪市交通局時代に装備していた後輪の巻き込み防止カバーは取り外しています。
沖縄200か832.KC-UA460LSN(98年車)。
お馴染みの京浜急行バスからの移籍車で、富士ボディ架装のUAワンステップ車。第一交通産業傘下となってから導入メーカーのしがらみが無くなり、UD車や三菱ふそう車も那覇バスに登場しています。
沖縄200か834.KC-HU2MMCA(98年車)。
こちらも京浜急行バスからの移籍車で、日野HUワンステップ車。
沖縄200か853.KC-MK219J(99年車)。
こちらは東急バスから移籍した三菱ふそうMKワンステップ車。那覇バスに在籍するKC規制車の三菱ふそうMKは全車市外線配置となっています。
沖縄200か896.KC-LV280L改(99年車)。
コンスタントにやってくる京浜急行バスからの移籍車。画像のキュービックボディのいすゞLVワンステップ車は側面社名ロゴ横に沖縄の花「デイゴ」ステッカーを貼付しています。
沖縄の花「デイゴ」ステッカーは2014年頃に貼るのをやめたようで、ステッカーを貼っていた車両もボディ更新などの際に剥がしてしまい、少なくなりつつあります。
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