2022年12月に北九州市内で記録したバス画像のよせ集め、「北九州市内で見たバス2022」シリーズ。今回のその2では、記録出来た西鉄バス北九州に在籍する一般乗合車でUD車の画像を並べていきます。96MCの大型車画像オンリーとなることを、あらかじめお断りしておきます。
なお、型式・年式は、『BJハンドブックシリーズS82 西鉄バス(一般路線バス編)』(2013), BJエディターズ を参照しました。
社番:5774.KL-UA452MAN(02年車)。
まずは旧来の赤バス塗装のUAワンステップ車。2000年代の西鉄は中扉4枚折戸仕様のワンステップ車を標準車両として導入を進めました。また、側面窓はKL規制車のあたりから下部開閉のT字仕様を採用しました。
翌03年にUDの標準バスボディが西日本車体へ集約されると、大型・中型問わず西鉄のバスはUD車の導入メインとなりました。
社番:9488.PKG-RA274MAN(06年車)。
大型車は排気ガス処理に尿素を用いたMD92エンジンを搭載したことで、ハイデッカーから路線車までRAとなりました。
UD車を毎年多数導入した西鉄ですが、RAのノンステップ車は画像の車両1台のみ。タイミングよく記録できたもんだと思いました。もともと電車代行バス塗装で登場しましたが、現在は「SMART LOOP」に塗り替えられています。
社番:9690.PKG-RA274MAN(07年車)。
こちらはRAワンステップ車。07年後半導入車から扉周りの角にゴムのモールが取り付けられます。ミラーステーは左右とも前に飛び出た西鉄独特の仕様を採用してきましたが、このあたりから両側とも標準的なステー形状に変更しました。
社番:9894.PKG-RA274MAN(08年車)。
08年より現行塗装の「SMART LOOP」が登場。「SMART LOOP」のワンステップ車はグレー系のシートモケットを採用しましたが、この車両はどうやらモケットの張り替えを行ったようです。
社番:5909.PKG-RA274MAN(09年車)。
現行塗装の「SMART LOOP」となったあたりの導入車から、後面にハイマウントストップランプを装備するようになりました。
社番:6209.PKG-RA274MAN(10年車)。
西日本車体が解散する2010年は、まとまった台数のRAを導入しました。今回記録出来たUD車画像のほとんどが10年導入車だったくらい、北九州市内を走り回っています。
そんな10年導入車から、ラッピング広告車の画像を中心に並べていきます。
画像の車両は中扉から後部分のラッピング、西鉄のバス広告を扱う西鉄メディアによれば「ラッピングバスハーフ」という扱いで、展開期間1ヶ月から可能というリーズナブルさをアピールしています。
社番:6216.PKG-RA274MAN(10年車)。
広告のないノーマルな車両の画像も並べておきます。
社番:6219.PKG-RA274MAN(10年車)。
西鉄のラッピング広告車といえば、前面の帯を広告デザインにあわせた色に変更するのが特長です。「SMART LOOP」塗装で登場した車両も、当初は正面を旧塗装風デザインにしたラッピングで対応していました。現在は「SMART LOOP」塗装の縦帯を変更するようにしていますが、画像の車両は両サイドで異なる色調のラッピングデザインのため帯色を変えられる旧塗装デザインをわざわざ採用した模様。
社番:6230.PKG-RA274MAN(10年車)。
北九州地区の全面ラッピング広告車は正面を含めるのが基本。西鉄メディアの案内によると、正面の色はラッピングデザインに合わせたものになるとのこと。ということで画像の車両は側面ラッピングデザインと同じグラデーションとなっています。
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