沖縄県那覇市内で記録したバス画像ばかり並べているので、たまには違うところでも。ということで、今年の5月久しぶりに群馬県高崎市へ出かけた際に記録したバス画像を事業者毎に並べていく新シリーズ「高崎で見たバス2022」。今回のその1では、記録出来た上信観光バスの乗合車両画像を並べていきます。
群馬200か288.
2022年4月に上信電鉄直営の路線バス事業を引き継いだ上信観光バス。その名の通り上信電鉄グループで貸切バス事業を担当しており、事業移管前から路線バスの営業所も貸切バス営業所の敷地内へ移転していました。上信観光バスへ路線バス事業を移管することは既定路線だったのかもしれません。外観的にはボディ裾部の社名表記と運転手募集案内の連絡先が変わった程度というような感じです。
まずは群馬サファリパークのラッピング広告車となっている日野HR9mサイズ。行先表示はごく最近まで方向幕式を装備していましたが、LED表示機に取り替えられたようです。方向幕から一気に白色LEDを採用した事業者は上信電鉄くらいでは・・・。
群馬200か289.
同時期に導入した日野HR9mサイズ。この2台が上信電鉄初のノンステップバスでした。
上信電鉄の路線バスは広告スポンサーを上手に見つけてくるようで、ほとんどの車両に広告が貼られています。
群馬200か395.
上信電鉄の路線バスは撤退につぐ撤退で2000年代時点で僅かな路線しか残っていませんでしたが、電鉄直営時代末期にかつて車庫のあった飯塚や観音山ファミリーパーク、中央前橋駅への路線を廃止しました。この結果、上信観光バスが引き継いで運行しているのは高崎駅と鶴辺団地を結ぶ路線と、京目経由で高崎駅と前橋駅を結ぶ路線だけです。
群馬200か528.
後面側からの画像だけですが、非常口が後側に変わったPB規制車の日野HR9mサイズ。このほか、日野KRや1扉仕様のポンチョが在籍しているはずですが、運用に必要な車両自体が少なくて済む状況なので見ることはできませんでした。
<高崎市内循環バスぐるりん>
高崎230あ567.
高崎市は群馬バスをはじめ群馬中央バス、上信電鉄などが撤退した路線をつなぎあわせ循環系統にしたコミュニティバス「ぐるりん」を市内全域に展開しています。上信観光バスはこのうち都心循環線・倉賀野線・観音山線の運行を受託しています。
「ぐるりん」専用車はまとまった台数を高崎市が購入し、運行会社各社に振り分けている模様。このためバス事業者的に採用することが無いようなメーカーの車両が在籍することも。画像の三菱ふそうMEは7mサイズのノンステップバスで、ごく短い間ですが日野ポンチョのライバル的存在となったモデルです。また、高崎ナンバー誕生により群馬200かナンバーの「ぐるりん」専用車は高崎ナンバーに変更しています。
高崎200か110.
「ぐるりん」は各社共通の塗装デザインを採用しており、高崎駅ではおなじみの存在となっています。画像の車両は高崎ナンバー誕生後に導入した日野ポンチョ。
高崎200か280.
近年導入の「ぐるりん」専用車は白色LED表示機を装備しています。
<高崎アリーナシャトルバス>
高崎200か230.
2017年4月から運行を開始した「高崎アリーナ」のシャトルバスも上信観光バスが運行を受託しています。高崎アリーナは高崎駅から歩いても10分かからない程度の距離にありますが、「高崎アリーナ」から少し離れたところにある駐車場利用者の送迎も兼ねている模様。
シャトルバス専用車として、いすゞLR3台が登場しました。塗装はオリジナルデザインを採用しています。
高崎200か231.
「高崎アリーナ」シャトルバスは15分間隔で運行しています。高崎駅を発着する路線バスのなかで、いちばんの高頻度路線ではないかと。
高崎200か232.
せっかくなので専用車をもう1台。
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