「大分駅前で見たバス2023年4月」と題したバス画像のよせ集め。
今回は大分バス編その1として、大分バス自社発注の日野一般乗合車で記録出来たU・KC規制車の車両画像を並べていきます。
なお、年式・型式は「大分バスグループ在籍車両一覧」『バスラマインターナショナル121
号』(2010),ぽると出版 を参照しました。
社番:12661.U-HT2MLAA(91年車)。
日野車を中心に、いちおう国内ディーゼル4メーカーが在籍している大分バス。社番は、頭数字がメーカーをあらわしており「1」が日野車となります。以下の数字は、「2」が箱型バス、残り3桁がメーカー毎にカウントしている連番となっています。
さて、大分バスといえば九州有数の富士重工ボディ愛用事業者で、富士重工ボディ架装の日野車を数多く導入していました。富士ボディ架装の日野車の多くは車齢30年を超える経年車なので、さすがにだいぶ台数を減らしていますが、それでも複数台が大分駅を発着する路線の運用に入っているのを見ることが出来ました。
まずは富士7Eボディを架装した日野HT。当時の大分バスは大分市内路線向けに導入した車両の中扉を4枚折戸仕様で採用していました。
社番:12670.U-RJ3HJAA(92年車)。
80年代後半から中型車は日野純正ボディ架装車をメインに導入しました。画像は92年導入のRJツーステップ車。当時の大分バスは前中扉車を標準としながら、ローカル路線向けにトップドア車を導入するなど運用路線にあわせた扉仕様を採用していました。大分市内路線向けに導入した中型車は中扉折戸仕様を採用していましたが、92年から大型車同様の中扉4枚折戸仕様に変更しました。ちなみにヘッドライトはP規制車の終わりあたりからオプションの角型を採用していたのも大分バスの特徴です。
社番:12676.U-HT2MLAA(92年車)。
こちらは92年に導入した富士7Eボディ架装の日野HT。92年は大型乗合車・中型乗合車をまとまった台数導入しました。
社番:12681.U-HT2MLAA(92年車)。
富士7Eボディ架装の日野HTの後面はこんな感じ。バス協テールライトを装備しています。
社番:12699.U-RJ3HJAA(94年車)。
94年導入の中型車。中型車もバス協テールライトです。
社番:12732.KC-RJ1JJAA(96年車)。
KC規制車となった96年導入車。この年導入した日野の一般乗合車は中型のRJのみで、全車純正ボディを採用しています。テールライトはバス協タイプから角型のものに変更しました。残念ながら記録できた96年導入車は画像の中扉4枚折戸のツーステップ車のみでした。
社番:12745.KC-HT2MLAA(97年車)。
翌97年はまとまった台数の一般乗合車を導入。94年以来の導入となった大型乗合車は西工ボディを採用。運転席側のフロントガラスが大きい96MCのB-Ⅱを採用しているのがポイントです。側面の行先表示は窓下に装備していましたが、行先表示のLED化改造にあわせて側面行先表示を窓部設置に変更しました。窓下部にあった行先表示の活用方法にバリエーションがあり、画像の車両は「大分バス」幕で固定しています。
社番:12747.KC-HT2MLAA(97年車)。
こちらの車両は窓下部の行先表示跡を黒色塗りつぶししています。
社番:12756.KC-HT2MLCA(98年車)。
98年も引き続き大型車は西工ボディのツーステップ車を導入。
画像の車両は長いこと遊技場がスポンサーのラッピング広告車となっています。
社番:12757.KC-HT2MLCA(98年車)。
同じく98年に導入した西工ボディ架装のHTツーステップ車。こちらは窓下にあった行先表示窓を埋め、広告看板枠を設置しています。
社番:12762.KC-RJ1JJCA(98年車)。
97年から中型車も西工ボディ架装車を多数導入しました。大分市内路線向けの車両は94・95年に1台ずつ導入した、ステップが低いツーステップ仕様を本格採用しました。一方で中扉は4枚折戸から単なる折戸仕様に変更しました。画像の車両は98年に導入したRJで、もともとは側面窓下に行先表示を設置していました。
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