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バスマガジン 122号

バスマガジンの最新号で、のちのち調べるかもしれない事業者特集などを書き記しておく、それだけのために更新している小生的メモ帳更新。今回は11月27日に刊行された『バスマガジン 122号』です。

まずは、前号の予告をチェック。前号の予告では、次号予告は、「 おじゃまします!!バス会社潜入レポート 『仙台市交通局』」、「帰ってきた!都道府県別地域別路線バス全方位レポート『福岡県』」、「ぼちぼちデビューの気配・・・いすゞのEVバスはどんな感じ?」、「性能とフィーリングを徹底チェック!!ルーフ搭載バッテリーのEV9.0m車試乗」、「開業してから2カ月が経過・・・BRTひこぼしラインは好調か!?」、ほかとなっていました。
予告されていた「ルーフ搭載バッテリーのEV9.0m車試乗」は無く、代わりに1967年式英国製バスの試乗記事が掲載。あとは大げさな予告に対して掲載記事のこじんまりとした内容というギャップはありましたが、一応予告されたものは掲載された感じです。

バス会社潜入レポートは旧編集体制時代の2004年に刊行した7号以来、2度目の登場となる「仙台市交通局」。今号も執筆を担当しているのはBJエディターズの加藤氏です。仙台市交通局はBJハンドブックシリーズで未刊行の事業者ですので、今回の潜入レポートは貴重な完全新作といえます。

記事は、2023年9月30日現在の在籍車両をもとに編集し、沿線風景と車両紹介をカラー頁・白黒頁に営業所の外観写真と歴史編をまとめた、いつも通りの構成となっています。「さらに知っておきたい仙台市営バス4つのポイント」という記事で、仙台市営バスに「保留車」という「営業用車両として運輸局に登録しているものの、事業用車両として公表されてはおらず、年度末までに廃車が予定されている車両 」があることを初めて知りました。「現在は17台が各営業所・出張所に数台ずつ在籍。突発的な増発や車両故障などの際、営業運転に使用されることがある 」ということですから、保留車を街中で見るのは難しそうです。公表されていない扱いのため、今号掲載の「所有車両一覧表」に含まれていません。マニア向けの雑誌なんだから、別項目で「保留車」17台のデータも入れておいてほしかったところです。


仙台230う1901.2PG-LV234N3(20年車)。2022年11月記録(再掲)
在籍車両の手持ち画像は再掲のものを何枚か並べていきます。「99年度から入札による新車購入に変わり、年度ごとの車種が集約 」されたことにより、いすゞ車が在籍車両の半数以上を超える304台という一大勢力となっています。画像は19年度の購入車(登録は年度内の2020年3月)の現行ボディなLV。「16年度以降は全車がトルコンAT 」を採用しています。


仙台230あ601.PJ-MP37JK(07年車)。2022年11月記録(再掲)。
三菱ふそう車と日野車はほぼ同じくらいの台数となっています。画像は06年度に導入した三菱ふそうMPノンステップ車。
ちなみに06年度導入車からナンバープレートを導入年度を組み合わせた希望番号で取得するようになりました。


仙台230い120.2KG-KR290J4(22年車)。2022年11月記録(再掲)。
観光周遊バス「るーぷる仙台」は1999年に運行開始。レトロ調ボディの専用車は1台ずつカラーが異なり 」現在はワンステップ車・ノンステップ車で運行しています。
画像の車両は22年に導入した日野KRベースのレトロ調ボディ車です。

「帰ってきた 路線バス全方位レポート」は「福岡県」。前シリーズは2013年の59号で西日本鉄道と地域子会社・60号でその他の事業者と2回に分けての掲載でした。今回は西日本鉄道の地域子会社の掲載を大幅にカットすることで1回にまとめましたが、事業者を文章有りで紹介したのは西日本鉄道と北九州市交通局だけ。あとは写真を並べて終了という、だいぶ薄口な内容です。

注目事業者の車両一覧表は、「北九州市交通局」。2023年9月19日現在の一般乗合車を掲載しています。


車号:1502.QKG-MP38FM(16年車)。2022年12月記録(再掲)。
ヘッドライト周りをモデルチェンジした三菱ふそうMPノンステップ車。ここ2年の新車導入は小型車ばかりで、大型車は東京都交通局からの移籍車で代替しています。
「~各地へ旅立ったバスたち~移籍バスの行方を追跡」は第14回神奈川中央交通編(その6)九州・沖縄。大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県の事業者に移籍した車両を紹介しています。掲載車両は近年の移籍車中心ですが、熊本電気鉄道で「カナちゃん号」見たままそのままで運用に入っていたエアロスターK移籍車をきちんと取り上げているのはさすがと感じました。せっかくなので小生も神奈中移籍車の画像を何台か並べていきます。


大分200か501.KC-MP317M(97年車)。2023年4月記録(再掲)。
別府市の山間部に位置する立命館アジア太平洋大学(略称:APU)への通学路線向けに移籍車も導入していた大分交通。神奈川中央交通の移籍車は2010年から導入を開始しました。画像の三菱ふそうMPは移籍第一陣にあたるツーステップ車です。見たところ内外装は大きな改造をしていないようで、シートモケットは神奈中時代のまま。正面の運賃表示窓は使用していませんが埋めず、側面の出入口表示幕は中扉部「入口」・前扉部「出口」表示で活用しており、そこかしこに神奈川中央交通の名残が見られます。

 
熊本200か1405.KK-LR233J1(01年車)。2023年10月記録。
2017年に大型・中型が1台ずつ移籍した 」熊本バス。中型は画像のいすゞLRワンステップ車を移籍車導入しました。運賃表示窓や側面出入口表示窓は埋められています。


宮崎200か407.2023年9月記録。
2015年から勢力を増やしていった宮崎交通の元神奈中 」。画像は三菱ふそうMPワンステップ車です。運賃表示窓は利用可能な「SUN-Qパス」を表示。側面出入口表示幕は使用していませんが、窓は埋めず出入口表示として活用しています。


沖縄200か188.2011年4月記録(再掲)。
沖縄バスへは1990年代中頃のエアロスターK移籍から連綿と元神奈中車が続いて 」います。画像はP規制車なエアロスターK移籍車。前面の運賃表示窓は残っていましたが、黒く塗りつぶされていました。


沖縄200か1291.2023年4月記録(再掲)。
エアロスターKは姿を消し、現在はニューエアロスターボディなMPワンステップ移籍車が活躍しています。運賃表示窓や側面の出入口表示窓を黒色に塗りつぶしているのはエアロスターK時代と変わらずです。

「鈴木文彦が斬る、バスのいま」は「前向きな取り組みが評価される時代」。前向きな取り組み以前に、長時間労働に低賃金という根本的な問題に言及しないと・・・というのが小生の読書感想文です。

そのほかの連載は「どらなび」をはじめとしたあいかわらず広告臭がキツ過ぎるもの、今後調べることが無さそうなものばかりなので省略します。読み甲斐が無い記事ばかりなので、そろそろバスマガジンの購入をやめても良いかなと思ってきました。

次号予告は、「 おじゃまします!!バス会社潜入レポート 『立川バス』」、「帰ってきた!都道府県別地域別路線バス全方位レポート『沖縄県』」、「東京モビリティショーで華々しくデビュー いすゞエルガEVに試乗・・・させて下さい!!とお願いしてみた」、「広島で大ブレイク!![広島スカイレール]の代替バス発表・試乗!!」、「なんかいつのまに全国ですっごく走ってる!?ここでちょっと整理してみよう・・・「全国の連節バス一挙紹介!!」」、ほかとなっています。

なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧等を参照しました。
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