熊本都市バスの画像を並べたエントリが続いていたので、たまには関東地方のバス画像でも。ということで、今回は西武新宿線本川越駅周辺で記録した東武バスウエストの車両画像を並べていきます。本川越駅へ出かけたのは、拙ブログでバスマガジンの感想めいたものを書くときに必要になるであろう手持ち画像確保のため。大したことは書いていない拙ブログですが、それなりに手間とお金を使っております。
社番:9798.KL-KV280L1改(05年車)※1。
東武バスウエストは東武鉄道直営のバス事業を分社によって設立した事業者で、埼玉県中南部の東武東上線・JR高崎線・京浜東北線沿線エリアの路線の運行を担当しています。本川越駅周辺は古くからの中心市街地ということもあり、多くの路線が経由しています。
まずは、いまや古参格となったいすゞ製V8エンジンを搭載した日野KVノンステップ車。川越営業所配置車両では残り少なくなった所沢ナンバーの車両でもあります。
日野はKL規制車当時、フルフラットでAT車のブルーリボンシティを大型ノンステップバスとして販売していましたが、ジェイバスの誕生によりいすゞエルガのノンステップ車typeーAをOEM車としてブルーリボンⅡの愛称で販売を開始しました。KL規制車の日野ブルーリボンⅡは販売期間が短かったこともあり導入事業者は多くありませんが、東武バスウエストにはそれなりの台数が在籍しています。
ちなみに、正面に国交省標準ノンステップ車ステッカーなどを配した白地台形の表示は05年導入ノンステップ車の特徴となっています。
社番:9850.ACG-HU8JLFP(06年車)※1。
東武バスウエストはハイブリッドノンステップ車を05年から導入開始。初期導入車は既に姿を消し、現在は画像の06年導入車がハイブリッド車の古参格となる模様。「川越ナンバー」誕生を記念してか、06年に川越営業所配置となった車両は希望番号で「102」を取得しています。
なお正面の「Non Step Bus」表記は、05年の白地台形から、普通に文字だけ白色のステッカーとなっています。そして国交省標準仕様ノンステップバスステッカーは行先表示横の運転席側に貼られるようになりました。
社番:9888.BJG-HU8JLFP(07年車)※1。
こちらは大宮ナンバーのハイブリッドノンステップ車。上尾駅方面の路線は上尾営業所が担当しています。
社番:9899.PJ-KV234L1(07年車)※1。
ノンステップ車が主流となり、本川越駅周辺で見られるワンステップ車は僅かという印象。ヘッドライトが共通のため、外観からいすゞ車と判別が困難なPJ規制車の日野KV。
社番:9931.PKG-KV234L2(08年車)※1。
PKG規制車以降、日野KVは1つ目ヘッドライトを採用しました。
社番:9938.BJG-HU8JLFP(08年車)※1。
ハイブリッドノンステップ車は、05年から細々と導入が続いていましたが、08年導入車でいったん打ち止めとなりました。
社番:5052.QPG-KV234L3(12年車)※1。
社番:5050.QPG-KV234L3(12年車)※1。
12年導入の日野KVノンステップ車。上下で車両が異なりますが、いちおう「ASIA」グループのラッピング広告車ということでご勘弁を。
社番:5098.QPG-KV234L3(14年車)※1。
14年導入の日野KVノンステップ車。
社番:5115.QPG-KV234L3(15年車)※1。
15年導入の日野KVノンステップ車。車両代替により、やってくるのはこればかり。
もっとも、20数年前は日野HTの前後扉車ばかりでツマランなんて思っていたのでしょう。
社番:5181.QKG-KV290N1(17年車)※1。
モデルチェンジし、現行ボディとなった日野KV。画像の車両は埼玉県で開催される競技をPRしたラッピング車となっており、登録番号も希望番号で「2020」を取得しています。
社番:5224.2KG-KV290N2(18年度導入車)※2。
こちらは2018年度に登場した日野KV。正面の国交省標準仕様ノンステップバスのステッカーは、行先表示の両サイドに車椅子とベビーカーのピクトグラムステッカーが貼られるようになったので、ヘッドライトの横の位置に移動しました。
社番:5225.2KG-KV290N2(18年度導入車)※2。
後面側はこんな感じ。運転席側面にあった正方形サイズの広告枠はとうとう無くなってしまいました。
社番:5033.SDG-HX9JLBE(12年車)※1。
最後に本川越駅近傍の東武東上線川越市駅前で記録した川越市のコミュニティバス「川越シャトル」専用車の日野HXの画像を。「川越シャトル」は市内の交通不便地域と駅・公共施設を結ぶコミュニティバスで、現在は13系統の路線を運行しています。市内で路線バスを運行している東武バスウエスト・西武バス・イーグルバスが系統ごとに運行を受託しています。川越市駅を発着するのが、東武バスウエストが運行を担当している川越駅西口と霞ヶ関駅北口を結ぶ20系統です。「川越シャトル」専用車両は、各事業者とも薄紫色ベースの共通塗装デザインを採用しています。
なお、型式・年式は下記を参照しました。
※1)「東武バス 所有車両一覧表」『バスマガジン89号』(2018),講談社ビーシー/講談社
※2)「東武バスグループ 2018年度下期新車一覧」『バスラマインターナショナル173号』(2019),ぽると出版
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