忍者ブログ

錦糸公園周辺で見た都営バスのディーゼル車(その1)

錦糸町駅周辺へ行く用事が今年の夏に何回かあり、待ち合わせの時間より(かなり)早く行くなどして都営バスの車両を記録しました。ブログが熊本ネタばかり続く状況なので、新たに錦糸町駅近傍にある錦糸公園周辺で記録した都営バスのディーゼル車画像を2回に分けて更新していきます。拙ブログで都営バスの車両画像をまとめて並べるのは、ハンドブックシリーズの感想めいたものを書いたとき以来でしょうか。ちなみにタイトルに「ディーゼル車」とわざわざ書いたのは、ハイブリッド車や燃料電池車の画像が無いためです。

今回のその1では、2021年度の新車となるG代車から、2016年度導入のB代車まで導入年度の新しい車両から順に、記録できた画像を並べていきます。


局番:K-G776.
まずは2021年度の新車として登場した三菱ふそうMP。ヘッドライト周りをマイナーチェンジした現行タイプのMPが都営バスに初登場となりました。
かつての都営バスは営業所ごとに配置車両のメーカーが決められており、国内4メーカーの車両がまんべんなく在籍していました。しかし、2000年代半ばに車両導入を一括入札方式となってから、三菱ふそう車はたまに落札するという印象。そんな状況が続いていたので、100台以上のMPが2021年に登場するとは思いもよりませんでした。今回導入したMPのクーラーは三菱重工製となっており、行先表示は白色LEDタイプを装備しています。

局番:P-F630.2PG-LV290N3(20年車)※1。
2020年度に導入したいすゞLV。近年の都営バスは、燃料電池バスとディーゼル車を平行導入しています。ディーゼル車分の入札はいすゞ販社が頑張っているので、結果的にトヨタ製燃料電池バスといすゞ車の導入が続いています。20年度導入車の行先表示はフルカラーLEDを採用しています。


局番:K-E443.2PG-LV290N3(19年車)※2。
2019年度導入のいすゞLV。EDSSを装備しており、テールライトはLEDとなっています。行先表示はフルカラーLEDを装備。


局番:K-E541.2PG-LV290N3(20年車)※2。
同じく2019年度導入のいすゞLVですが、こちらは年が明けた20年に登録となった車両です。正面に都市新バス「グリーンリバー」の愛称を貼付しています。都市新バス専用車には、ヘッドマークも取り付けられるのですが、錦糸町駅を発着する「グリーンリバー」・「グリーンライナー」の両系統は装備をやめてしまったようです。


局番:Z-D326.2DG-LV290N2(18年車)※3。
2018年度に導入した、いすゞLV。2018年度導入車から、フロントガラス下部や中扉の上部など細かいところを黒色で塗りわけるようになりました。黒色が良いアクセントとなり、引き締まって見えるようになりました。
また一部の車両は、ナンバープレートを夏季オリンピックの開催年を希望番号で取得しているのも18年度導入車の特徴。画像の車両は「1920」、1920年のオリンピックはベルギーのアントワープで開催されました。



局番:P-D340.2DG-LV290N2(19年車)※3。
こちらのいすゞLVのナンバープレートは「1972」。1972年の夏季オリンピックは当時の西ドイツのミュンヘンで開催。


局番:P-D903.2DG-NB4X2BVJ(18年車)※3。
2018年度はディーゼル車と燃料電池バスに加え、スカニア社シャーシーにオーストラリアのボルグレン社製ボディを架装した輸入ノンステップ車「フルフラットバス」も導入しました。「フルフラットバス」は東京都交通局が中心となり企画し、中扉から後部にかけてもノンステップ構造となっています。
塗装はノンステップバスの配色で大きくアレンジした「フルフラットバス」オリジナルデザインを採用しています。屋根には角型の換気機器を搭載しており、輸入車でもいろいろと譲れない装備があることを実感します。
輸入車ながら非常口設備や車長・車幅・軸重などを国内の基準に収め、2DG-NB4X2BVJという型式も取得し、東京都交通局以外への販売も目指しました。残念ながら他社採用事例は無く、言いだしっぺの東京都交通局も2018年度に導入した29台で打ち止め。ベースシャーシーも2020年に製造を中止してしまったため、都内でしか乗れないレア車となっています。


局番:Z-C255.2DG-LV290N2(17年車)※4。
17年度導入のいすゞLV。先ほど画像を並べた18年度導入車と比べると、黒色のワンポイントが無いだけでだいぶ違う印象となります。また、18年度導入車から運転席側の側面窓すべてが上部開閉仕様となりました。


局番:K-C283.2DG-LV290N2(18年車)※4。
17年度導入車の一部はフルカラーLED行先表示機を装備しています。ちなみに17年度導入車からナンバーを局番とあわせた希望番号で取得しています。


局番:Z-B756.QDG-LV290N1(16年車)※5。
現行ボディにモデルチェンジしたいすゞLVが都営バスに初登場した16年度導入車。フロントガラス下部だけ黒色に塗り分けられているのが特徴です。運転席側の側面窓は標準仕様の中央部1枚固定窓仕様となっています。

なお、型式・年式は下記を参照しました。
※1)「東京都交通局 2020年度新車一覧」『バスラマインターナショナル187号』(2021),ぽると出版
※2)「東京都交通局 2019年度新車一覧」『バスラマインターナショナル180号』(2020),ぽると出版
※3)「東京都交通局 2018年度新車一覧」『バスラマインターナショナル174号』(2019),ぽると出版
※4)「東京都交通局 2017年度新車一覧」『バスラマインターナショナル169号』(2018),ぽると出版
※5)「東京都交通局 2016年度新車一覧」『バスラマインターナショナル163号』(2017),ぽると出版
PR

コメント

お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

無題

初めまして。コメントさせて頂きます。
都08系統沿線に程近い場所に住んでいるもので、都営バスは非常に馴染み深く、MP38が導入された時にはエルガ一色に染まりつつあった都バス待望の別メーカーだと喜んだものです。

現行エルガにも「グリーンリバー」のサボ風のステッカーが貼られている車両が居るのですね。6年ほど前に先代エルガにサボ装着されているものを見たっきり、一度も見かけていなかったので現行にもステッカーとは言え、グリーンリバーのサボが残っているのを嬉しく思います。

実は昨年の11月頃、MP38で「グリーンリバー」のサボ風ステッカーが貼られている車両を目撃しており、写真を撮らなかった事、車番を覚えなかったのを後悔しています。横切る都08系統のMP38をチェックしていますが、半年間お目にかかれていません。勿体ない事をしてしまいました。

Re:

コメントありがとうございます。

>実は昨年の11月頃、MP38で「グリーンリバー」のサボ風ステッカーが貼られている車両を目撃しており、写真を撮らなかった事、車番を覚えなかったのを後悔しています。横切る都08系統のMP38をチェックしていますが、半年間お目にかかれていません。勿体ない事をしてしまいました。

MP38にも貼られている車両が在籍していたとは、知りませんでした。
都市新バスの愛称を表示した車両が、錦糸町駅前ではレアな存在になってしまったのは残念でなりません。

  • Mrジョソ
  • 2022/04/25(Mon.)

無題

ご無沙汰しております。
あの後、定期的に横切る都営MP38を観察していたのですが、つい先日、撮影に成功しました。
と言ってもスマホのカメラなのでしっかりしたカメラと比べるとやや画質は落ちてしまうのですが。

K-G769が「グリーンリバー」サボのようです。
ヘッドマークもあれば尚良かったのですが、他の都市バス系統でも引き継がれている感じはしないので寂しい限りです。

Re:

>K-G769が「グリーンリバー」サボのようです。
>ヘッドマークもあれば尚良かったのですが、他の都市バス系統でも引き継がれている感じはしないので寂しい限りです。

追加情報コメントありがとうございます。
G769が「グリーンリバー」の専属車両となっているのでしょうか。気になるところです。

  • Mrジョソ
  • 2022/07/22(Fri.)

トラックバック

カレンダー

04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

最新コメント

[05/11 えど]
[03/25 えど]
[03/12 えど]
[01/04 えど]
[12/07 えど]

最新トラックバック

プロフィール

HN:
Mrジョソ
性別:
男性
職業:
会社員
趣味:
むかし話とバスでしょうか
自己紹介:
1つ目のブログを超える
辺境のブログ。

画像を大きめにした(だけ)の一方通行ブログ。

バーコード

ブログ内検索

P R