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バスマガジン 124号

バスマガジンの最新号で、のちのち調べるかもしれない事業者特集などを書き記しておく、それだけのために更新している小生的メモ帳更新。今回は3月27日に刊行された『バスマガジン 124号』です。

まずは、前号の予告をチェック。前号の予告では、「 おじゃまします!!バス会社潜入レポート 『立川バス』」、「帰ってきた!都道府県別地域別路線バス全方位レポート『青森県』」、「今号こそ!!いすゞ様のご厚意によりいすゞエルガEVに試乗・・・どうやらいけそうだ!!」、「広島の新交通「広島スカイレール」が電気バスに代替される!?その現場で試乗してきた!!」、「トルコからの使者!!全長6mの小型電気バス カルサンeーJESTの試乗インプレッション!!」、ほか となっていました。

予告されていたものがほぼ記事となり、久々に予告詐欺ゼロだった今号。長いこと予告しつづけていた「いすゞエルガEV」の試乗記事がようやく掲載されました。ただ、広島スカイレール代替の電気バスの記事も掲載されていますが、現場試乗ではなく工場作業の模様を紹介しています。輸入車はなかなか予定通りにコトが進まないということを、毎度予告通りの内容にならないオノエンスターの提灯記事で知ることが出来ました。
バス会社潜入レポートは「立川バス」。バスマガジンの事業者潜入レポートで取り上げられたのは、2014年11月刊行の68号以来となります。ちなみにバスマガジンの68号は旧体制で編集した最終号。久しぶりに見返すと、マニア向け記事の豊富さにビックリ!ホント今のバスマガジンのつまんなさをあらためて実感します。

今号の事業者潜入レポートの執筆担当はもちろんBJエディターズの加藤氏です。BJハンドブックシリーズの直近作は2018年の『BJハンドブックシリーズS98 小田急バス 立川バス』です。今回の事業者潜入レポートの保有車両紹介の写真の一部に、2018年のBJハンドブックシリーズ取材時に撮影したものが掲載されています。

記事は、宗教施設へのシャトルバスを担当していた曙営業所廃止で上水・福生の2営業所体制となった2024年2月29日現在の在籍車両をもとに編集。沿線風景と車両紹介をカラー頁・白黒頁に営業所の外観写真と歴史編をまとめた、いつも通りの構成となっています。
「さらに知っておきたい立川バス4つのポイント」という記事では、間もなく登場予定のBYD製電気バスの写真や、かつて米軍横田基地のスクールバスとして活躍した小田急バス移籍車の三菱ふそうMPの貴重な写真も掲載しています。


社番:J834.2PG-MP38FK(23年車)。2023年12月記録。


社番:J834.2PG-MP38FK(23年車)。2023年12月記録。
在籍車両の手持ち画像は一般乗合車だけですが、再掲のものを何枚か並べていきます。
まずは立川バスのメーカー別保有台数では一番多い三菱ふそう車から、上水営業所配置で23年導入のMPノンステップ車。上下で車両が異なり失礼します。
立川バスは大型ノンステップ車を「00年から短尺が標準仕様 」としています。ちなみに現行MPも三菱重工製クーラーを採用しているのが立川バスの特徴といえます。

 
社番:F955.PJ-MP37JK(06年車)。2023年12月記録(再掲)。
旧マスクのMPノンステップ車は短尺と標準尺両方在籍しています。画像は福生営業所配置の短尺ノンステップ車で、立川競輪場への無料送迎バス運用に入っていたところを記録。
PJ規制車のMPノンステップ車は古参格となっており、いよいよ代替がはじまっています。


社番:J788.2RG-LV290N3(23年車)。2023年12月記録。


社番:J78.2RG-LV290N3(23年車)。2023年12月記録。
立川バスのメーカー別保有台数で二番目に多いのがいすゞ車。2番目といっても、三菱ふそう車との差は僅か3台ですが。現行モデルのLVは2017年から導入を開始しており、画像の23年導入車は「通風機器が角型のラインデリア3基 」装備しています。三菱ふそう車といすゞ車で通風機器の仕様が異なるのは面白いところ。上下で車両が異なり失礼します。


社番:J749.PKG-LV234L2(09年車)。2023年12月記録(再掲)。
旧モデルのLVノンステップ車も三菱ふそうMP同様、短尺と標準尺両方在籍しています。画像は短尺のLVノンステップ車。立川バスはいすゞLVノンステップ車のクーラーにゼクセル/サーモキング製を採用してきましたが、PKG規制車からデンソー製を採用しています。

 
社番:J383.SDG-LR290J1(14年車)。2023年12月記録。
狭隘路線が運用の中心となっている中型車。一般乗合車の中型車は「現在はいすゞエルガミオのノンステップバスに統一 」されています。直4エンジン搭載となったSDG規制車のLRから「側面表示器が戸袋内に設置 」となりました。

 
社番:J304.2KG-LR290J3(19年車)。2023年12月記録。
モデルチェンジし現行ボディとなったLRは16年から導入を開始。19年導入車までAMT搭載モデルとなります。


社番:J717.KC-LV380L(98年車)。2017年12月記録(再掲)。
最後に、マニア的に立川バスで最も知られている車両と思われる富士7EボディなLVツーステップ車。八都県市条例に対応したNOx・PM低減装置を取り付けるなどして車検を継続しています。現在も「波動輸送などを中心に営業運転にも使用されている 」とのこと。

「帰ってきた 路線バス全方位レポート」は「青森県」。現シリーズでは2016年5月刊行の77号以来2度目の登場となります。「注目事業者の車両一覧表」は前回同様「青森市企業局交通部」を掲載。ただ、前回の一覧表は「型式」項目の掲載が無いという使い物にならないものでしたので、今回ようやくマトモな一覧表を拝めることが出来ました。

「鈴木文彦が斬る、バスのいま」は「協議運賃とは何だったのか 」。残念ながら「~各地へ旅立ったバスたち~移籍バスの行方を追跡」は今号休載でした。

そのほかの連載はあいかわらず広告臭がキツ過ぎるもの、今後調べることが無さそうなものばかりなので省略します。

次号予告は、「 おじゃまします!!バス会社潜入レポート [旭川電気軌道]」、「遅くなってスミマセン・・・『広島スカイレール』がオノエンスターEVにバトンタッチ!!その交代劇をまるっとレポート!!」、「ヒョンデのEVバスがついに日本上陸!?最初の1台、中型9m車に試乗!!」、「ずっと気になっているあの話 バスメーカー各社におけるの製造販売体制の供与・協力関係ってどうなった!?」、「あのアンダー6mのEVバス、カルサン「eーJEST」のバックにある超強力なメンテナンス体制を見る!!」、ほかとなっています。
「帰ってきた!都道府県別地域別路線バス全方位レポート」が予告に無いことが気になりますが、一番気になるのは次号発売予定日が6月20日となっていること。隔月刊行をとうとう諦めたのか、次号がたまたまなのか、それとも・・・、次号掲載の次号発売予告が気になります(なんじゃそりゃ)。

なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧等を参照しました。
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