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バスマガジン 116号

バスマガジンの最新号で、のちのち調べるかもしれない事業者特集などを書き記しておく、それだけのために更新している小生的メモ帳更新。今回は『バスマガジン 116号』です。

まずは、前号の予告をチェック。前号の予告では、「 おじゃまします!!バス会社潜入レポート vol.116『江の電バス』」、「帰ってきた!都道府県別地域別路線バス全方位レポート『北海道 北部・東部』」、「ジワジワと稼働状況もこなれてきたゾ・・・東京駅八重洲バスターミナルのリアル!!」、「JAPAN電気バスのいま!!日本でも着々と開発~稼動が進んでいるバス型EVを追う」、「バス用品探訪 ~エンジンオイル、感染症対策品、LLC・・・ジェイバス製のバス周辺用品大集合!!」、ほかとなっていました。
今号に電気バスの記事は掲載されていますが、予告されていた内容と違うような。また、バス用品探訪はジェイバスではなく、ナブアシスト社製の自動点呼システムを紹介しています。

バス会社潜入レポートは初登場となる「江ノ電バス」。江ノ島電鉄直営のバス事業を引き継いだ、いわゆる分離子会社となります。
江ノ島電鉄は直営のバス事業を1990年代末から分社化を開始しました。分社として設立した江ノ電バスは貸切バス事業からスタートし、路線バス事業の一部、営業所の管理委託といった感じで業容を拡大していきました。2008年には江ノ電バス藤沢(江ノ電バスから改称)と残っていた直営のバス事業を引き継いだ江ノ電バス横浜の2社で運行する体制となりました。ただ、分社2社がそれぞれ異なる制服を着用していたことから、なんとなく複雑な事情があったんだろうという感じでした。2019年に江ノ電バス藤沢が横浜を吸収合併し現社名へ変更。分社としてスタートした社名にようやく戻ったともいえます。
執筆は今号もBJエディターズの加藤氏です。BJハンドブックシリーズで取り上げられたことがない事業者がバス会社潜入レポートに掲載されるとなんだかトクした気がします。
記事は、2022年8月31日現在の在籍車両をもとに編集し、沿線風景と車両紹介をカラー頁・白黒頁に営業所の外観写真と歴史編をまとめた、いつも通りの構成となっています。

在籍車両は「00年代まで日産ディーゼル・三菱ふそうが大半を占め、富士ボディが好んで架装され 」ました。現在は日野・いすゞ車も導入し、配置営業所・担当路線に合わせ長尺車から小型車までバラエティに富んでいます。


社番:110.PK-JP360NAN(06年車)。2022年11月記録。
手持ち画像から1枚。「江ノ電100周年記念カラー」塗装のJPノンステップ車。
記事では江ノ電バスの社番についてもきちんと解説しており、画像の車両の100番台は「湘南の中乗り仕様 」となります。

「帰ってきた 路線バス全方位レポート」は「北海道 道北・道東」を紹介。前シリーズでは、道北は2007年の24号、道東は2013年の52号で取り上げていました。今回もほとんどの事業者が写真1枚、紹介文はキャプションのみ。前シリーズ掲載号と見比べてみると、今回掲載分の簡素さが際立ちます。
注目事業者の車両一覧表は、「旭川電気軌道」。2022年7月31日現在の乗合登録車を掲載しています。


旭川230あ6007.KL-MP35JM.2022年5月に記録したものを再掲。
一覧表の年式をあらわす項目は「登録年月」となっており、旭川電気軌道が登録した年月日を掲載しています。画像の神奈川中央交通から移籍した三菱ふそうMPワンステップ車は、旭川電気軌道名義で登録したのが平成30年9月19日とのこと。ある意味貴重な情報を知ることが出来ますが、移籍車の初度登録年は残念ながら分かりません。

「~各地へ旅立ったバスたち~移籍バスの行方を追跡」は第10回神奈川中央交通編(その4)東海・北陸・関西。東海地方は「モノコック時代から移籍が続く 」東海バス、北陸地方では近年まとまった台数の移籍が続く富山地方鉄道、これまで導入事例がほとんど無かった関西でも「奈良県を除き貸切・送迎・教習を含めた何らかの車は移籍 」しているというのだから驚きます。


福井200か772.KL-MP33JM(00年車)。2021年11月に記録したものを再掲。
画像は京福バスに移籍した三菱ふそうMPツーステップ車。前面運賃支払表示窓や側面の乗降幕は撤去せず活用しているため、神奈中時代の名残を色濃く残しています。京福バスには神奈川中央交通から「2010年代前半に大型ツーステップがまとめて8台移籍 」しましたが、既に「引退が進んでいる 」とのこと。

「鈴木文彦が斬る、バスのいま」は「最も戻り傾向が見えてきた観光流動とバス」と題し、都市部と観光地を結ぶ都市間バス開業の話題から、「ウィズコロナ」時代の新たなニーズを考察しています。

そのほかの連載は今後調べることが無さそうなので省略します。

次号予告は、「 おじゃまします!!バス会社潜入レポート vol.117は初のダブルブランド!!『豊鉄バス』『知多バス』」、「帰ってきた!都道府県別地域別路線バス全方位レポート『鹿児島県』」、「インバウンドの復活で業界も復調!?一挙に活気づいてきた貸切運用の元気っぷりを追う!!」、「バスを培ってきたテクノロジーとメカニズム ワンステ、ツーステ車の床下には何があった?またノンステ車の床下はどうなっている?」、「バス作りの新勢力から 既存都市交通に代わって電気バスが新交通としてデビューする!!」、ほかとなっています。

なお、本文中の「斜字 」部分は同誌からの引用部分、掲載画像の型式・年式は掲載の車両一覧等を参照しています。
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