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BJハンドブックシリーズ V112

奇数月末はバスマガジンの感想めいたものを書いていますが、30日までしかないので月内の更新は間に合わず。もっとも、書くべきような感想は無いんですが・・・。今月は代わりに、バスに関する書籍を購入したら、感想めいたものをブログに書いておきたいシリーズを更新。
今回は6月刊行の『BJハンドブックシリーズV112 神姫バス』についてです。


社番:6173.QKG-MP38FM(15年車)。2023年8月記録。

BJハンドブックスシリーズでは2冊目となる神姫バス。前作は2012年刊行の『BJハンドブックシリーズR76 神姫バス』。前作では登場したばかりだった低床車が、本作では古参格になりつつあるというタイミングでの刊行となりました。

本作の掲載事業者はタイトルの神姫バスと地域分社を統合したウィング神姫・神戸市郊外の住宅団地輸送をメインとすべく1980年に設立した神姫ゾーンバス・貸切バス事業分社の神姫観光です。神姫バスグループのバス事業者4社を網羅し、2023年2月1日現在の在籍車両をもとに編集しています。

本作の内容は、車両編・歴史編・紀行編という安定・おなじみの3部構成。「終点の構図」は兵庫県宍粟市の「西河内」です。
 
車両編では、三菱ふそう車・日野車を中心に国内ディーゼル4社が在籍する神姫バスグループの現有車両を紹介しています。KC規制車がごく僅か残るだけで、いまや前中扉仕様のKK・KL規制車が古参格となっています。つまりワンマン化以降、神姫バスで長らく標準仕様だった前後扉車は風前の灯という状況です。

歴史編は前作掲載分をベースに、「近年」部に連節バスの運行開始や神戸交通振興が運行していた路線継承など、ここ十年の動きについて加筆しています。

紀行編は「神姫バスで楽しむ 兵庫の春の海景色・山景色」と題し、1日目は神戸市中心部の観光スポットをめぐり、2日目は三田から篠山を訪ねる1泊2日の乗り歩きルポです。
ここからはいつものように、小生手持ち画像を何枚か並べていきます。なお、本文中の「斜字 」部分は本作からの引用部分、型式・年式は掲載の車両リストを参照しました。

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バスラマ 199号

日本のプロ野球は両リーグとも8月中に優勝マジックが点灯しました。セントラルリーグ・阪神タイガースのマジックは消えてしまいましたが、パシフィックリーグのオリックスバファローズは一気に他チームを突き放していきました。磐石の投手陣に加えて内野・外野の層の暑さ、西武ライオンズが黄金時代だった頃はこんな感じだったなと思い出しました。というわけで、月末恒例バス雑誌の感想という名の、残る見所は2・3位争い。偶数月はバスラマこと、『バスラマインターナショナル199号』です。

特集と銘打ったものはない今号のバスラマですが、電気バスに関する話題を特集的なボリュームで紹介しています。
北九州市交通局に登場したEVモーターズ・ジャパン製電気バスの話題では、「電気バス再登場」のタイトルで取り上げています。


車号:zero-02.2014年5月に記録したものを再掲。
わざわざ再登場と書いているのは、北九州市交通局は2014年春に韓国HFG製の大型電気バスを2台導入していたから。韓国HFG製電気バスを導入~運行開始1年目の間の苦労話はバスラマ148号に掲載していますが、「の後も様々なトラブルが出て2019年3月に早々と引退 」してしまいました。今回導入したEVモーターズ・ジャパンの7m車は、「性能やコストの評価はエアコン使用も含めて通年の運行実績を見た上でとしている 」とのことですが、さすがにHFG製電気バスのようなことにはならないはず・・・。

また、西日本鉄道が進めるレトロフィット電気バスに関するこれまでの動きについて、今号でしっかりとまとめています。2020年2月に登場したレトロフィット電気バス1号車から、台湾で電気バス改造を行った2号車、2号車の経験を生かして台湾の技術者を西鉄車体技術の工場に呼んで改造を行った3号車・4号車について、そして気になるレトロフィットバスのコストやメリットなども言及しており、実に興味深い内容です。

 
ちなみに台湾で改造したレトロフィット電気バス2号車の社番9725は西鉄バス北九州の小倉営業所に在籍しています。砂津の停留所からすぐ見えるところに電気バスの充電設備があるので、こうして画像を記録することが出来ました(充電していたので、走行している画像は記録出来なかったとも言えますが)

このほかにも、レポート・トピックスで全国の様々なバスに関する話題を取り上げています。

バスマガジン 120号

バスマガジンの最新号で、のちのち調べるかもしれない事業者特集などを書き記しておく、それだけのために更新している小生的メモ帳更新。今回は7月27日刊行、いよいよ創刊20周年をむかえた『バスマガジン 120号』です。

まずは、前号の予告をチェック。前号の予告では、「 おじゃまします!!バス会社潜入レポート 『横浜市交通局』」、「帰ってきた!都道府県別地域別路線バス全方位レポート『大阪府Part2』」、「この真夏から雪対策ってマジ!?北の大地のバス会社では夏から始まる冬のルーティーンが命綱だ!!」、「西鉄しばりのページだと!?バス大国・九州北部からコロナ禍から立ち上がる活発なバスの動きをレポート」、「新連載!!中古バスを買いたい人は必見の情報!?リアルタイムで中古バスのトレンド、流通、物件を大追跡!!」、ほかとなっていました。

予告と実際に掲載された記事のタイトル・内容は正直だいぶ違うようなものもありましたが、今号は久しぶりに予告されたもの全てが掲載されました。予告詐欺ダメ!ゼッタイ!を合言葉に、次号もこの調子でよろしくお願いします(ナゾの上から目線)。

バス写真シリーズ 26

月末はバス関連書籍の感想めいたものを書いている拙ブログ。奇数月末はバスマガジンの最新号について書いていますが、月内の更新は間に合わず。文句ばっかりで大したことは書いていませんが、いちおう読み込む時間が必要なので・・・。

ただ、月末はバス関連書籍の感想めいたものを書きたい!ということで、今回は2023年6月に神奈川バス資料保存会が製作出版した同人誌、「バス写真シリーズ26 呉羽初期量産型スケルトン車体のふそう大型路線バス」についてです。


沖22か2104.2008年4月に記録した画像を再掲。

非常に長ったらしいタイトルながら、「呉羽初期量産型スケルトン車体」がなんなのかイマイチ分からない本作。簡単にいえば「エアロスターK」と称されるボディを架装した車両の写真集ですが、「エアロスターK」命名前に製造した車両・エアロスターKへの橋渡しとなった初期スケルトンボディ架装車・同一ボディながらサイズなど様々な関係でエアロスターKと呼ばれないモデルの写真も多く掲載しているため、この「呉羽初期量産型スケルトン車体のふそう大型路線バス」というタイトルにしたとのこと。なんとも律儀です。

そんな律儀な方が編集しているので、掲載対象は日本全国の事業者(自家用車含む)自社発注車という括りで、日本全国北から南、導入車両が多い事業者の車両からレア的存在の車両まで多数の写真を掲載しています。さらに、当時のカタログやエアロスターKのミニカー・模型も掲載とバラエティに富んでいます。

特筆すべきは、後面側の写真もきちんと掲載していること。バス協テールあり、モノコック時代の観光バスモデルについていたような3連テールライトありと、今では考えられないくらい事業者毎の特徴的な仕様で製造していたことがよくわかります。掲載写真がここまで充実すると、ボディや写真掲載の車両についてもう少し詳しい解説が欲しいところですが、そもそも写真集と銘打っている本に文章を求めるのは間違っていますね。

バスラマ 198号

先日とある女優さんとオーナーシェフがW不倫しているという週刊誌報道がありました。女優さんは当初否定したものの、結局謹慎したりなんだり。90年代半ばのポケットベルの広告で大人気となったそんなあの子も、大人になるんだなぁとしみじみ感じました。というわけで、月末恒例バス雑誌の感想という名の、あんなお手紙小生も貰いたい。偶数月はバスラマこと、『バスラマインターナショナル198号』です。

特集は「各地の電気バス ニューフェイス」。2023年3月から5月頃までに登場した各地の電気バスをまとめて紹介しています。今回取り上げられた電気バスは写真だけのものもあれば、運用や充電など詳細に紹介したものありと記述内容に少々バラツキがあります。また、日本進出を発表しているトルコの「カルサンe-JEST」についてもレポートというかたちでまとめています。


社番:3002.BYD K8(23年車)。2023年6月記録。
今回特集で取り上げられた電気バスのなかで手持ち画像があるのは、日立自動車交通が「晴海ライナー」向けに2台導入したBYD K8。「東京23区内では初の大型電気バス 」で、2台ともラッピング広告車となっています。日立自動車交通によれば「今後は自治体から運行受託するコミュニティバスにも小型電気バスを導入する予定 」とのこと。

5月に大阪・舞州で開催した「2023バステクフォーラム」についても特集しています。出典車両や当日の企業ブースのにぎわいのほか、特別ゲストとしてはるばる北海道旭川から出張してきた旭川電気軌道の3軸バス、MR430の往路の模様も紹介しています。バステク当日は大盛況だったようですが、大盛況すぎてイロイロとあったことも書かれています。

レポートでは、5月30日に発表された「日野と三菱ふそうが経営統合に関する基本合意書を締結した」ことを速報的に紹介しています。統合後のカタチなど分からないところがまだ多い状況ですが、今のところ言えるのは「短期間で日本の大型車メーカーが大きく2つに集約されることは驚きといえる 」という一文に集約されると思います。

このほかにも、レポート・トピックスで全国の様々なバスに関する話題を取り上げています。

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