バスラマ 211号

連日の猛暑で身体はヘトヘトです。気温40度超が日本で珍しいものでなくなるとは。暑さはまだまだ続く予報も出ているので、もうどうなるんだかという感じです。というわけで、月末恒例バス雑誌の感想という名の、街角バスウォッチングも命懸け。偶数月はバスラマこと、『バスラマインターナショナル211号』です。

今号も特集と銘打たれたものはありませんが、「大阪・関西万博のバス<ワイヤレス給電バス・自動運転バスを中心に>」と題したイベントレポートと、「成長を続けるEVモーターズ・ジャパン 佐藤社長に聞く&ラインアップ一気乗り」と題した試乗&レポート記事に結構なページ数を割いています。

イベントレポートの「大阪・関西万博のバス<ワイヤレス給電バス・自動運転バスを中心に>」はタイトルの通り、大阪・関西万博会場内で運行しているシャトルバス「e Mover」運行車両の話題を中心に、JR桜島駅から会場への駅シャトルバスについても取り上げています。バスラマでは大阪・関西万博のバスについて、開催前の208号で運行概要・予定を紹介していましたが、今回は実際に運行している状況での取材記事。やはり臨場感が違います。専門誌による記事ですから、万博会場でどのようなバスが運行していたのか等、後々の資料にもなる内容です。


社番:73-5170.2025年8月記録。
JR桜島駅からのシャトルバスは「桜島駅前に大規模なバスターミナルを新設するとともに、大阪市内の各事業者が大型電気バスによる運行を担当 」しています。運行「事業者はOsaka Metro/大阪シティバスを筆頭に、南海バス、阪急バス・阪神バス、近鉄バス、京阪バス、西日本JRバスなどで、いずれも大阪府の万博関連の補助金で導入した電気バスを使用 」しています。画像は大阪シティバスに在籍するEVモーターズ・ジャパンF8シリーズ2の10.5mサイズ。桜島駅からのシャトルバスの主力モデルとなっています。

全国の様々なバスに関する話題を取り上げたレポート・トピックス記事で、小生的に最も気になったのが「8年間のモデルライフを終えるトヨタSORA」というレポート記事。「トヨタでは2025年度をもってSORAの発売を終了し、今年度中に受注済みの車両を生産すると次世代モデルにバトンを渡す 」というちょうどよいタイミングで、トヨタ開発陣への取材をもとにSORA発売開始からの歩みを紹介しています。
SORAは当初から「6年間のリース契約で販売 」してきましたが、「現在SORAを採用済みで、次世代燃料電池バスの導入を予定する事業者 」には「期間の延長に対応し 」、「新車時から7~8年のリースとなる見込み 」とのこと。リース期間の延長が可能になったのも「きめ細かく車両状態を確認する遠隔監視機能により期間を延長しても問題ないという感触が得られた 」ためとのこと。さすがにバスで6年しか使えないというのはあまりにも・・・という感じだったので延長は妥当なところでしょう。


車号:S-D110.2025年8月記録。
東京都交通局は東京オリンピック2020に向け、SORAを複数年にわたりまとまった台数導入しました。画像のSORAは新車から既に6年を超えているD代車なので、リース期間を延長しているのでしょう。とはいえ、現在の都営バスからすれば7~8年で代替となるのは、異例の短さですが。

バスマガジン 129号

奇数月末は『バスマガジン』誌の感想めいたものを書いてきましたが、昨年から季刊誌となってしまったので7月末の刊行はありません。とはいえ、拙ブログの月末は何かしらの感想めいたものを書いておきたい。ということで、小生がのちのち調べるかもしれない『バスマガジン』事業者特集などを書き記しておく、それだけのために更新しているメモ帳代わり。いまさらですが6月下旬に刊行した『バスマガジン 129号』の感想めいたものを更新です。

まずは、前号の予告をチェック。128号の予告では、「 おじゃまします!!バス会社潜入レポート [阪急バス]」、「発表・試乗から2年!!ついに営業運行を開始した[いすゞエルガEV] その仕事っぷりを見に行く!!」、「大阪・関西万博の周辺を走るバスたちの活躍っぷりを見てきた!!」、「あのトルコからやってきた超小型バス[e-JEST]の1扉量産型に試乗!!」、「バスの床考察。ステップってそんなに“悪”ですか?今も全国でワンステ、ツーステ車の大活躍中!!」、このほか、バス情報・企画満載!!となっていました。
今号掲載の事業者潜入レポートは阪急バスでなく会津乗合自動車でした。拙ブログでは事業者潜入レポートの予告違いは重大インシデントと勝手に認定しているので、きちんとメモしておきます。ちなみに前回の事業者潜入レポート予告詐欺は2024年1月刊行123号で立川バスの予告に対して山梨交通が掲載された事象でした。なお、今号で予告通り掲載されたのは「いすゞエルガEV」記事くらいでした。
予告詐欺は当たり前すぎて知らん顔というバスマガジンですが、今回は目次の下に「今号のバス会社潜入レポートは[阪急バス]としていましたが、諸般の事情により変更となりました。 」というおことわりがあります。編集後記でも事業者潜入レポート掲載事業者の変更をお詫びするとともに、「阪急バスは大阪関西万博でご多忙とのこと 」と変更した理由を明らかにしています。ご多忙なら仕方ありませんし、「大阪・関西万博の周辺を走るバスたちの活躍っぷりを見てきた!!」記事が無いのも理解できます。ただ、床考察記事が無いのは何故なんでしょうかね。

出かけた報告など



7月に沖縄県那覇市へ出かけました。晴れている時間もありましたが、なんとも微妙な天気でした。飛行機のチケットは何ヶ月も前に買っていたので、天気が悪いとか言っても仕方ありません。

さて、バスマニアなら那覇市内で絶対立ち寄る「県庁北口」交差点。交差点の広告ビジョンから流れるのが「沖縄あるある」ヘビーローテーションだった2022年。2025年7月小生的に印象に残ったのは選挙とパルコのCMです。

バスラマ 210号

今年の梅雨は一時的に前線が消えるなど、なんだかよくわからないものとなっています。九州などではすでに梅雨明けしており、関東地方も例年より早くという話。6月でこの暑さと湿度の高さ、7月以降どうなってしまうのでしょうか。というわけで、月末恒例バス雑誌の感想という名の、夏の身体になりません。偶数月はバスラマこと、『バスラマインターナショナル210号』です。

特集と銘打たれたものは無い今号ですが、かわりにイベントレポートとして5月に兵庫・神戸総合運動公園で開催された「2025バステクフォーラム」について結構なページ数を割いています。出典企業の展示車両や機器、サービスなどを紹介しています。展示車両は電気バスなど新鋭車が中心のなか、今回初出展の神戸市バスが「経年車の延命(最長23年) 」ということで、「2008年式の日産ディーゼルPKG-RA274KANを展示した 」のは興味深いところです。

このほか、創刊35周年インタビュー記事や、全国各地のバスに関する話題を紹介したレポート・トピックス記事を掲載しています。

BJハンドブックシリーズ X117

奇数月末は『バスマガジン』誌の感想めいたものを書いてきましたが、昨年から季刊誌となってしまったので5月末の刊行はありません。とはいえ、拙ブログの月末は何かしらの感想めいたものを書いておきたい。ということで、バスに関する書籍を購入したら感想めいたものをブログに書いておくシリーズを更新。
今回は4月に刊行された『BJハンドブックシリーズX117 横浜市交通局 川崎市交通局』についてです。


局番:7-1860.2DG-LV290N2(08年車)。2024年10月記録。


局番:S-3071.2SG-HL2ANBP(24年車)。2025年4月記録。

前作に続き、同一県内の公営バス事業者という括りで編集された本作。表紙の車両写真は横浜市交通局・バスの塗装を模したイラストは川崎市交通局という装丁です。
どちらの事業者もBJハンドブックシリーズでは久々の登場です。横浜市交通局の前作は2006年の『BJハンドブックシリーズR59 横浜市交通局』。ちなみにBJエディターズが執筆を担当している『バスマガジン』の「事業者潜入レポート」では2023年の120号で取り上げられており、本作の現有車両紹介写真には既にバスマガジンで掲載されているものも含まれています。
川崎市交通局の前作は2007年の『BJハンドブックシリーズR60 川崎市交通局』で、『バスマガジン』の「事業者潜入レポート」では2017年の82号で取り上げられています。バスマガジンの取材からもだいぶ年数が経過しているので、さすがに川崎市交通局の現有車両紹介写真は全て撮りおろしとなっています。

本作は24年12月1日現在の在籍車両をもとに編集しており、掲載事業者はタイトルの「横浜市交通局」と「川崎市交通局」のほか、横浜市の外郭団体の「横浜交通開発」の3事業者です。横浜交通開発は横浜市交通局のバス営業所の管理委託先となるべく2008年に路線免許を取得し路線バス事業に参入しました。現在は横浜市交通局の緑・磯子営業所の管理を受託しています。

本作の構成はBJハンドブックシリーズの安定&おなじみとなった、車両編・歴史編・紀行編の3部構成です。なお、前作にあったコラムページの掲載はありませんでした。「終点の構図」は横浜市交通局から選ばれ、横浜市中区の「根岸台」を取り上げています。
   
車両編は「現有車両のアルバム」・「現有車両一覧表」・「現有車両車種別解説」を掲載。
横浜市交通局の最古参となるのが04年度に導入した「あかいくつ」専用車の日野HRですが、特装車ゆえ通常の代替サイクルとはやや異なる感。一般乗合車の古参格となるのが、05・06年度に導入したPJ規制車の日野KVノンステップ車です。わずかな台数ですが、ギリギリ前作のハンドブックシリーズ掲載車両が残っていました。

いっぽう、川崎市交通局の最古参だったのが08年に登場したPKG規制車のいすゞLVでしたので、前作のハンドブックシリーズ掲載車両は1台も残っていません。なお、川崎市交通局に24年12月1日時点で2台在籍していた日野HXは、「現有車両一覧表」・「現有車両車種別解説」に項目はありますが、「残念ながら本書の取材前に廃車 」とのことで写真掲載はありませんでした。バスマガジン誌でもなぜか掲載写真が無かったので、BJエディターズ関連書籍で一度も載ることなく姿を消してしまいました。逆に12月2日以降、2024年度内に登場したEVモーターズジャパンの大型電気バスの写真は歴史編に「2025年3月に運行開始した 」という記載で掲載しています。

歴史編は、両事業者とも前作刊行以降の施策などを近年部分に追加しています。このため前作の近年部分記述の一部に修正や削除箇所が見られます。

紀行編は「横浜市営バスと川崎市バスで ウォーターフロント新春散歩」。横浜市の桜木町駅を9時過ぎに出発し港湾地帯を北上、20時過ぎに川崎市東扇島にある川崎マリエンから夜景を楽しむという日帰りというには結構長めの乗り歩きルポとなっています。

感想めいたものはこのくらいにして、ここからは小生手持ちの「横浜市交通局」と「川崎市交通局」の画像を再掲含め並べていきます。

なお、本文中の「斜字 」部分は本作からの引用部分、型式・年式は掲載の「現有車両一覧表」を参照しました。

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